がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

一握の砂の献立

昼食後に歯磨きに行きました。私のいる10階フロアのトイレはこんでいます。

仕方がないので、階段の踊り場で歯磨きをしていました。

(ああ、歯磨き難民!)

階段を上って来た男の人がいました。手にはパンが3個とカップラーメン1個。

(ひとりで食べるんだべか…それにしても、消化管も脚力も丈夫な人だ、うらやましい。)

と思うと同時に、

(階段を10階まで上がってくるのと、パンを一個減らすこと…私だったらどちらを選ぶだろう)

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昨日のIBC岩手放送のニュース『学校給食で味わう石川啄木のうたの世界』です。

盛岡市内の小学校などではふるさと出身の歌人石川啄木にちなんだ給食を子どもたちが味わいました。テーマは「学校給食で味わう石川啄木のうたの世界」です。盛岡市内の小学校と中学校ではふるさとの先人たちにちなんだ給食を年に数回出しています。今回は歌人石川啄木がテーマ。おとといからきょうにかけて盛岡市内あわせて59の小中学校で実施されました。このうち、啄木生誕の地玉山区の渋民小学校では6年生の教室で谷藤市長も一緒に給食を味わいました。メニューのサラダ・スープ・ハム焼き・パン・かりんとうはいずれも『一握の砂』に収められたうたを元に考えられたものです。「新しきサラドの皿の垂フかをりこころに沁みてかなしき夕」こちらはうたの通り、垂フ香り立つサラダです。先輩の啄木に倣って普段から短歌作りに取り組んでいる渋民小学校の児童たち。きょうの気持ちを即興で詠んでもらいました。水谷実紀伽さんは「啄木のゆかり給食味わってふるさとの味なつかしきかな」と詠んでいました。給食の中によみがえった啄木の「ふるさとの味」子どもたちは郷土の先人に思いを馳せていました。
盛岡市で、毎年、行っている『先人ゆかり給食』です。

思い出せば、

先人ゆかり給食については、2006年2月に「原敬生誕150周年」献立の給食が出されていることをこのブログで記事にして以来のことで、この仕事をしていて(あ、ここにちゃっかり写っていたりしています。でも、顔半分。)気がつかなかったのが恥ずかしいかぎりです。

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それにしても、料理を作る方々の力はすごいと思います。

「一握の砂」から次の作品を選びだし、限られた材料費の中で献立を作り上げるのですから。

 ▼或る時のわれのこころを 焼きたての 麺麭(パン)に似たりと思ひけるかな

 ▼馬鈴薯の(ばれいしょ)のうす紫の花に降る  雨を思へり 都の雨に

 ▼ひとしきり静かになれる ゆふぐれの  厨(くりや)にのこるハムのにほいかな

 ▼新しきサラドの皿の 垂フかをり こころに沁みてかなしき夕(ゆふべ)

 ▼目の前の菓子皿などを かりかりと噛みてみたくなりぬ もどかしき

しかも、調理場ごとに献立が違っています。

 桜城小学校では

 5つの歌から次の献立です。(写真:左)

  パン・啄木スープ・ハムのチーズ焼き・

  サラド・ハムやき・かりんとう・牛乳

となん支援学校では同じ歌から次の献立でした。(写真:右)

 ミニコッペパン、野菜スープ(じゃが芋入り)、ハムソテー、キャベツのサラド、くろ棒(駄菓子)、牛乳

おそるべし…です。

でも、本当に驚いたのは、

さっきの二つの学校が、毎日の給食をインターネットで公開していることです。

写真はもちろん、献立のねらいや、食材・料理一口メモなども、毎日、更新されています。

どうぞ、県立となん支援学校のページと 桜城小学校のページをご覧になってください。

仙北小学校にも「給食のページ」がありますが、今年度は更新がなされていませんでした。)

他の学校でも公開しているのでしょうが、探せませんでした。ごめんなさい。

インターネットで公開されているかどうかは別にしても、

食事と健康はもとより、地域の文化・食文化・産業を教えたりする『食育』は、どの学校でも行われています。

食を通じて子どもたちを育てていただいているのです。本当にありがとうございます。

私たちが小学校の頃は、こんな教育を受けた覚えがありません。今の子どもたちがうらやましいですね。

(あ、私が覚えていないだけかもしれない…。

  いろんなことを教えられたけれども、ほぼ同じ量を忘れているような気もしています。)

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学校給食のように、

『今日は、何のために何をしますよ。その結果がこうでしたよ』、

つまり、毎日の目標を示し、その評価をきちんと行うこと…これは『教える』ことの基本です。

自分を振り返って、蒼くなっています。

(なんで…だとぅ!言われたことをやってればいいんだよ、やってれば!)

(今日は気合が入っていないな。とにかく走らせるか…、コラァ!とにかく走れぇ!)

皆さんにお詫び申し上げます。

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◇たしかに、難しい選択ですね。

◆3種類のパンとカップラーメンを食べる…

 美味しくて、満腹の、豊かな生活がもたらされる。

 でも、カロリーが多すぎるから、地下から10階まで階段を使ってカロリーを消費する…

◇素敵な時間を過ごすために、階段を上る…理想かも知れません。

 パンを一つ減らして、むなしい昼食をとるよりも良いでしょうね。

 でも、hirafujiさんには、無理でしょう。

◆そうだね…消化管と脚力を鍛えなおさないといけないね。

◇それだけじゃ不十分ですよ!

◆えっ!?

◇パン3つとカップラーメンでは、5百円を超えちゃいますよ。5百円!

 お財布も鍛えないと無理ですね!

◆ぎゃふん。