会議から帰ってくる時に、おせんべい屋さんのあたりで見覚えのある女性とすれ違いそうになりました。
その方も私の顔に見覚えがあるようなそぶりです。
脳をフル回転すると名前が出てきました。
(さ?佐藤さん?)
ご本人が高校生だった時以来でしたが、大正解。
盛岡信用金庫にお勤めだそうです。名刺を頂戴しました。
(げげげ、素敵なCI!)
調べると、盛岡単独ではなく、信用金庫の全国統一のCIのようです。
信用金庫協会のサイトをさまよっているうちに『しんきん地域づくりラボ』のページにたどり着きました。
そこに、貼ってあったバナーです。
デザインも素敵ですが、「ことば」にもしびれました。
わがまちみんなの想いを
発掘し、育て、地域の力に変えていく
それが、しんきんの想いです。
私たちの目指すものと、「しんきんの想い」とは、同じもののような気がします。
同じことを思っているんだったら、一緒に何かをして『相乗効果』を生み出せるような気がします。
いずれにせよ、
素敵な金融機関です。「しんきん地域づくりラボ」、是非、お読みください。
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(そうか、終われば終わりか…)
今日は平成23年度全国高等学校総合体育大会岩手県実行委員会の第4回総会でした。
事業報告や決算を承認していただく大切な会議で、いわゆる『解散総会』です。
昨夏のインターハイは特徴のある大会でした。
▼インターハイがブロック開催になった初めての大会であること
でも、「報道席」には、新聞記者がたった1人いるだけです。
(そうか、終われば、終わりか…)
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会場に来た人だけがわかる、つまり、会議資料をもらった人だけがわかる情報を一つお伝えしましょう。
今年度の県実行委員会収入見込み額は2億5400万7280円、
支出見込み実績額は2億1870万2484円です。
支出額は収入額の86.1%、その差額は3530万4796円でした。
この14%・3500万円の減は、どういう意味を持つものなのでしょう。
得意の『思い込み』で見れば
(ほう、復旧の真っただ中にあって、よく、節約した。ほめてやる!)となります。
でも、私にとって、この『14%・3500万円の減』は『最高と最善の差』なのです。
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『岩手スポーツマガジン「スタンダード」2011年9、10月号』に私が書いた記事があります。
結びの2段を抜きます。(全文は、ここです。)
「インターハイを振り返る 全国高総体岩手県実行委員会事務局長平藤淳」さて、最後に、最善が最高であるとは限らない…ということも感じた大会であったことを付け加えます。
今回は「最善」の大会でしたが、次の機会を与えられれば、最善をはるかに上回る「最高」の大会を提供する必要があります。その日のために、スポーツの力をつけ、蓄えてゆきたいものです。
もっとも金額の大きかった減は、市町村の実行委員会に回る「開催費補助」の2646万3千円でした。
なぜ、金額が下がったのか…
▼地震で被害を受け、練習会場に予定していた施設が使えなかったための減額
▼復旧の関連で予定していたプレハブが使えず、テント対応とせざるを得なかったための減額
▼電力供給の関係で、仮設の空調設備を準備しなかったための減額
次に減金額が大きかったのは、「広報・報道」の226万5879円でした。
これは
▼4月いっぱい開催準備が行えず、(さあ、いよいよ!)という「広報」が行えなかったための減額
私たちは最善をつくし、大会は円滑に開催されました。
でも、
選手をはじめ、お客様、役員・係員の方々に迷惑をおかけしてしまっているのです。
経費が減少してお金が残ったことが『善』と、単純に考えてはいけないこともたくさんあるのですよね。
『最高と最善の差』…ご理解いただきましたでしょうか。
こんなことも新聞記事にして、多くの方々にシェアしていただきたかったものだなぁ…と、残念な気持ちになっています。