がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

反応・応答・対応

お昼を食べに、あるラーメン屋さんに入りました。

あちらこちらに「名物ネギラーメン」とありますので、それを頼まない勇気はありません。

ネギラーメンをお願いしました。

しばらくすると、小ぶりの茶碗に入ったご飯と、小皿に入ったチョッピリの漬物が出てきました。

(げげげ、頼んでないのに。)

お店の人は、「ランチの小ライスです」といっておいて行きました。

メニューを読むと、お昼時間に麺を頼むと自動的にランチになるのだそうです。

(ラーメンだけでよかったのに…)

がんばって、食べました。これから、気をつけます。あ、注文の仕方に、です。

**********

お昼前に、ある競技団体の理事会に出させてもらいました。

20人弱の方々がおられましたが、面識があるなあ…という人が半分ぐらいしかいません。

15分ほど説明し、20分ほど意見交換をしてきました。

これから、競技団体と私たちが一緒になって進める事業を説明しながら、パートナーとしてやって行きましょうというお願いに行ったのでした。

やっぱり、

現場を持っている方々、つまり、実際に選手を育てている方々の考え方はとても参考になります。

でも、立場は完全に『アウェー』。

雑誌プレジデント 2012.2.13日号(明日で最新刊でなくなる号です)の茂木健一郎さんの「世界の発想法」というコラムを思い出しました。

今号の題は

『「アウェー」の状態が脳の潜在能力を引き出す』。 無礼を承知で、最後の3段を抜きます。

 ふだんとは違う取引先に行く。外国を訪問して、慣れない言葉でビジネスの交渉をする。初対面の人と、気を使う会食の場。自分の経験値があまりない分野での商品開発。そんな「アウェー」な状況でこそ、脳の潜在能力が活きるのだと思えば、むしろ積極的に飛び込みたくなる。

 人生の構造問題とは、年を重ねるにつれて、次第に「ホーム」の領域が増えてゆくことである。淡々と業務をこなす日常も大切だが、胸がどきどきする「アウェー」があってこそ、脳の潜在能力は引き出される。

 脳の細胞は目一杯働いている。ただ、使っていないモードはまだまだ眠っている。積極的に、「アウエー」の状況に挑戦してみてはどうか。

ほとんど知らない人の中で自分の意見を発表したり、その方々の考え方を知ったり、質問を受けたりすることは、本当にドキドキするのですが、一方でワクワクすることも知っています。

「やっつけてやろう」と考えるのではなく「わかってもらおう」という気持ちで臨めば、「アウェー」は実は楽しかったりするのです。

もしかすると、私が入ることで、会議の出席者にも「チョッピリアウェー感」を提供しているのかもしれませんね。

そうであれば、私も役に立っている訳です。

機会があれば、どこでも行こう! と考えています。

**********

帰り際に、私を会議に呼んでくださった、江南義塾盛岡高校の鬼柳忠彦先生が、B4版6枚の資料と、CD1枚を(必ず、見てくださいね。)という言葉を添えて、私に手渡して下さいました。

2月3日の「平成23年岩手県高等学校体育連盟ボクシング専門部研究大会」で、鬼柳先生が

『「2016年 岩手国体 ボクシング総合優勝!! に向けて』という講演をなさった時の資料でした。

驚きました。

技術的ななんとか、戦術的になんとか、身体能力をかんとか…ではないのです。

次の章立てです。

  1 総合優勝するためにやるべきこと!

  2 何からやるべきか!

  3 組織を機能させるために!!

  4 行動を呼び起こす「責任」=レスャ塔Vビリティ

  5 その他

  6 まとめ

いかがですか。

ともすれば、

「検討の裏づけのない、量の拡大」「必要なものではなく、無いものの要求」に走りがちな傾向のスポーツ界にあって、この考え方!

しかも、

「1 総合優勝するためにやるべきこと!」の考えは「9マス発想」のツールを使って展開されたものであり、資料の2枚目には「81マス」を全部埋めた「マンダラチャート」がついてまいす。

さらに、

「2 何からやるべきか!」は、ちょっと前に皆さんにこのブログでご紹介した「タイム・マネジメント 4.0」の考え方、つまり、「緊急と重要のマトリクス」を用いて検討されています。

決して、

『耳当たりのいいことば』を並べているのではなく、論理的にしっかり検討されたものが載っています。

きっと、

皆さんで知恵を寄せあって、本気でお考えになっている競技団体だろうと思います。

「6 まとめ」にはこうありました。

岩手県ボクシング連盟・専門部は、いままでの歴史の礎に支えられながら、皆が各所・各場面にてしっかりと「反応・応答・対応」している組織です。

今後さらに、「チーム岩手・一枚岩」となり「情熱」を忘れずに取り組んでいき、必ず!「2016年 岩手国体 ボクシング総合優勝」を飾り、岩手・東北の復興パワーを全国にアピールしていくことに貢献していきたいと思っています。

パートナーとしてやってゆきたい人たちが集まっていますよね。

さすがに、世界チャンピオンを育てた競技団体です。

突然、思い出しました。

フェンシングの太田雄貴選手が北京オリンピックで銀メダルをとったとき、オレグ(・マツイチュク)コーチが言ったといわれている言葉。

『太田を最初に指導したコーチに感謝したい。そのコーチングが我々には最大のサメ[トだった』

**********

お腹一杯になって、レジに行ってラーメン代を払いました。当然、ラーメン代だけです。680円。

レジのカウンターには「アメっこ」がお皿に入って沢山ありました。

(ご自由にどうぞ)とありましたので、一個もらって車に乗って食べました。

えっ!? 再利用?

と、思いました。

だって、

そのアメの包み紙にはどこが作ったものかの記載は無く、大きく、こう書いてあったのです。

「MEIJI YASUDA」