「もりおか雪あかり」が始まりました。
岩手日報には
『被災児童のキャンドル1200個 盛岡、9日から雪あかり』という記事があり、こうありました。
「もりおか雪あかり2012」は9日から3日間、盛岡市内丸の岩手公園ともりおか歴史文化館を主会場に開かれる。被災した沿岸部の児童がメッセージを書いた紙コップのキャンドルアート約1200個を設置するほか…(リンク切れ用心pdf)
寄らないわけには行きません。
紙コップのキャンドルはこんなふうに飾られています(拡大したものが右です)。
観にきてくださいね。
(ちなみに、
盛岡城跡公園の様子を動画にとってきました⇒
ここをクリックしてみてください。)
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午前中、児童生徒表彰式(はばたき賞)に出席しました。
この表彰は、年2回行われていて、1回目の9月のことも
このブログで記事にしています。
今回も「しおり」を頂戴しました。
表紙の真ん中には、
『絆』の書があります。
第26回障害者による書道・写真全国コンテスト書道部門で
銀賞に入選した、
盛岡視覚支援学校中学部3年 石川
夏緒さんの作品とあります。
石川さんが「しおり」にお書きになった文章を写します。
昨年、3月11日だれもが想像できなかった東日本大震災が発生しました。たくさんの方々がお亡くなりになりました。助かった方々は悲しみと絶望的な気持ちを何とか持ちこたえ復旧、復興に頑張っていらっしゃいます。私は、皆さんが頑張ることができるのは、地域の人どうし、国内外のボランティアの励まし、結びつき、いわゆる「絆」があるからだと思いました。今回ほどこの「絆」という言葉の大切さを感じたことはありません。そこで、書写で書く字をこの「絆」に決めました。私は、全盲なので自分ではどのように書けているのか分かりませんが、自分の感覚をたよりにして書いてみました。(以下、略)
衝撃を受けました。
全盲なのだそうです。
以前、聴覚支援学校(当時は
聾学校)に行って、子どもたちがグランドピアノに身体をぺったりとくっつけて歌を唄っている姿を見た時と同じぐらいの衝撃でした。
そういえば、
私だって、肢体不自由の
養護学校で体育の授業をしていました。助けがないと移動できない子どもでも、本当に楽しそうに体を動かして「ソーラン節」を踊っていた姿を思い出しました。
式典を思い起こせば、
聴覚支援学校の子どもたちの返事が、とても立派だったことも思い出しました。
だれだってやろうと思えば、様々なことができるんです。
でも、
今は、「先入観」が様々なことを邪魔しているような気がします。
考え方やものの見方を、ほぐさなければなりませんね。
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『絆』で思い出しました。
昨日の
岩手日報の記事です。
昨年の夏に、
山田、
宮古、釜石、大槌、大船渡などから
空手道に親しんでいる中学生・高校生15人が、
宮城県の子どもたちとともにメ[ランドに行ってきました。
「『絆の架け橋』/ 東北被災地の子供たちがメ[ランドで過ごす夏休み」プロジェクトという事業として行われたもので、そのことは、
このブログでお知らせしています。
その事業の中心となった
ヤドビガ・ロドビッチ駐日メ[ランド
特命全権大使ご夫妻を
盛岡にお招きして、3月8日に
「感謝の夕べ」を開きますよ
という記事です。
感謝してもしきれないご支援を賜りました。
皆さんも、感謝の意を表しにおいでください。
講演会もあるそうです。
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今日の児童生徒表彰では、
岩手大学教育学部附属中学校3年の、
かの三船恭太郎君も出席していました。「第61回全国小・中学校作文コンクール」中学校の部での
文部科学大臣賞の受賞が表彰理由です。
やはり「しおり」に文章が載っていました。さすがに素晴らしい文章です。
前後を略して引用します。
『自然の驚異の前に戦き、亡くなられた方々の無念さと命の尊さを沈思し、文章を綴れない日が続きました。』
愕然としました。
私、「戦き」が読めなかったのです…。