今日のお昼は、この前、安比高原にも出店していることに気がついた、盛岡市大通りのネパール・インド料理の店『ニルヴァーナ』です。
このお店、日曜でも「ランチ・メニュー」が準備されています。
きっとネパール人だろうと思われる女性の店員さんが注文をとりにきました。あまり日本語は上手ではありません。ランチを注文すると、選択をしなければなりません。
「カレーは?」…「あ、私は、豆カレー」
「辛さは?」…「お、普通」
「飲み物は?」…「う、チャ」
「何辛にす?」…(さっき、辛さは「普通」って行ったろ。)
「何辛にす!?」…(だから、さっき…)
「何辛にす!!」…妻がいいました。「私はナンで」
彼女は「ナンかライス」と聞いているのでありました。
やっとわかったので、(な〜んだ)といったならば、彼女はすたすたと向こうに行ってしまいました。
当然、私にも「ナン」がきました。
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午後は、岩手県スポーツ指導者研修会に受講者として出席していました。
日本体育協会公認の指導者資格を持っている人は、4年に1度、研修を受けなければなりません。
4年に1度は『最低の義務』ですから、私は、毎年、出ていますし、都合のつく方はこられた方がいいのになぁ…とも思っています。
今日もすばらしい講演をお聞きすることができました。
こういうものは、「来た人だけが得をする」ものですから、中味は、教えません。
特に、後ろのお二人のお話がとても興味深い内容でした。
【講演�U】
『「地域とスポーツ」〜大震災を通じて〜』 釜石シーウェイブスRFC チームアドバイザー 桜庭吉彦さん
【講演�V】
『心に響くコミュニケーション ペップトーク』NATA公認アスレティックトレーナー 岩崎由純さん
目からうろこが落ちる、感動する、やる気が起きる、考え方を知る…すばらしいお話でした。
本当にありがとうございました。
お話を聞いていて、お二人の共通点が分かりました。
『ビジョン』です。
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桜庭さん、は釜石シーウェイブスが震災直後に釜石でさまざまな復旧活動を行ったお話をなさいました。
釜石シーウェイブスのビジョンは
『強い』『地域に誇りを持つ(地域を愛する)』『愛される』
なのだそうですが、
その「地域を愛する」ことが選手たちの復旧活動に結びついたのだろうとおっしゃっていました。
岩崎さんは、アスレティックトレーナーなのですが、
なぜ、言葉をかけることで選手たちのパフォーマンスを高める「ペップ・トーク」にかかわるようになったのかということを冒頭におっしゃいました。
アスレティックトレーナーの仕事の第一に「プレーヤーの障害防止」があるのだそうですが、コーチや監督の不用意な「言葉がけ」が、障害に結びついてる例に気がつき、それを防ぐためなのだそうです。
お二人とも、「そもそも私は何のために」というビジョンが明確でした。
時々、『何のため』を忘れて仕事をすることがある私は、背筋を伸ばして聞いておりました。