IOCのディプロマ
昨日、今日と岩手山が綺麗でした。今朝の岩手山です。
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第1回冬季ユースオリンピック(YOG)の視察団として、岩手県から6名(全体では宮城・福島を加え13名)の中学生がオーストリアのインスブルックに派遣されたことは、このブログでも、お知らせしていました。
視察団は、一昨日の17日に帰ってきていましたが、
日本オリンピック委員会(JOC)のご担当の方から、
昨日、届いたメールが回覧されてきました。
驚いたことに、一緒にこの『ディプロマ』も添付されています。
メールによれば、現地で国際オリンピック委員会(IOC)の副会長さんと会食する機会が設けられ、
その際に、全員が、このディプロマを受け取ったのだそうです。
内容は
▼IOC日本支援プログラム「Tsubasaプロジェクト」のメンバーとして、
第1回冬季ユースオリンピックに参加したことを証明する
▼IOCは、あなたに次のことを望んでいる。
�@YOGの「文化・教育プログラム」をとおして、
オリンピック精神とオリンピックムーブメントを学ぶこと
�Aスポーツの力で、
東日本大震災津波の被災地域にいる友だちを勇気づけること
すばらしいことです。
行ったことを証明するだけではなく、行った人がこれからしなければならないことも示しているのです。
つまり、
具体的に何を期待して招待したか…ということがよくわかります。
つまりこのイベントは、
被災地だから、大変だったから、ゆっくりしてほしいから…という、『復旧』のために行われるものではなく、
学び生かすこと、友人を勇気づけること…という、『復興』を目指したミッションを行わせるためのものであったわけです。
帰ってきた子どもたちには、
感想を発表する機会を与えるにとどまらず、友人に伝えたり、友人を勇気付けたりするという、その成果を発揮させる機会を与えなければならない訳です。
これは、子どもたちを送り出した私たちの義務ですよね。
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こういう時、私は、たぶんこう言います。
(いい経験になるから、行って来なさい)
(お帰り。どうだった。いい経験をしてきたね。これからの君の人生にきっと役立つよ)
実は、これ、何も考えていない証拠であることが、ディプロマを見て思い知らされました。
私は、参加者に何の目標も与えていません。ですから、成果の検証もできません。
常套句『耳当たりのいい言葉』を『当たり障りなく』言っているだけなのです。
『誰のため、何のため』が忘れられてしまってはいけないよな…と、ゾッとしたディプロマです。
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【おまけ】
2月4日・5日に日本オリンピック委員会(JOC)が雫石スキー場で開催してくださる『オリンピックデー・フェスタ in 雫石』の告知がJOCのサイトに掲載されています。
すごいゲストが来ます。参加には小学生・沿岸部などの条件がつきますが、観覧はだいじょうぶのようです。
日本オリンピック委員会の皆様、国際オリンピック委員会の皆さま、そして、国際スキー連盟の皆様に対する感謝の気持ちをこめて、皆さんにお知らせします。
(詳細は下のャXターをクリックして見てください。)