がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

IOCのディプロマ

昨日、今日と岩手山が綺麗でした。今朝の岩手山です。
********** 第1回冬季ユースオリンピック(YOG)の視察団として、岩手県から6名(全体では宮城・福島を加え13名)の中学生がオーストリアインスブルックに派遣されたことは、このブログでも、お知らせしていました。 視察団は、一昨日の17日に帰ってきていましたが、 日本オリンピック委員会JOC)のご担当の方から、 昨日、届いたメールが回覧されてきました。 驚いたことに、一緒にこの『ディプロマ』も添付されています。 メールによれば、現地で国際オリンピック委員会IOC)の副会長さんと会食する機会が設けられ、 その際に、全員が、このディプロマを受け取ったのだそうです。 内容は ▼IOC日本支援プログラム「Tsubasaプロジェクト」のメンバーとして、  第1回冬季ユースオリンピックに参加したことを証明する ▼IOCは、あなたに次のことを望んでいる。  �@YOGの「文化・教育プログラム」をとおして、   オリンピック精神とオリンピックムーブメントを学ぶこと  �Aスポーツの力で、   東日本大震災津波の被災地域にいる友だちを勇気づけること すばらしいことです。 行ったことを証明するだけではなく、行った人がこれからしなければならないことも示しているのです。 つまり、 具体的に何を期待して招待したか…ということがよくわかります。 つまりこのイベントは、 被災地だから、大変だったから、ゆっくりしてほしいから…という、『復旧』のために行われるものではなく、 学び生かすこと、友人を勇気づけること…という、『復興』を目指したミッションを行わせるためのものであったわけです。 帰ってきた子どもたちには、 感想を発表する機会を与えるにとどまらず、友人に伝えたり、友人を勇気付けたりするという、その成果を発揮させる機会を与えなければならない訳です。 これは、子どもたちを送り出した私たちの義務ですよね。 ********** こういう時、私は、たぶんこう言います。 (いい経験になるから、行って来なさい) (お帰り。どうだった。いい経験をしてきたね。これからの君の人生にきっと役立つよ) 実は、これ、何も考えていない証拠であることが、ディプロマを見て思い知らされました。 私は、参加者に何の目標も与えていません。ですから、成果の検証もできません。 常套句『耳当たりのいい言葉』を『当たり障りなく』言っているだけなのです。 『誰のため、何のため』が忘れられてしまってはいけないよな…と、ゾッとしたディプロマです。 ********** 【おまけ】 2月4日・5日に日本オリンピック委員会(JOC)が雫石スキー場で開催してくださる『オリンピックデー・フェスタ in 雫石』の告知がJOCのサイトに掲載されています。 すごいゲストが来ます。参加には小学生・沿岸部などの条件がつきますが、観覧はだいじょうぶのようです。 日本オリンピック委員会の皆様、国際オリンピック委員会の皆さま、そして、国際スキー連盟の皆様に対する感謝の気持ちをこめて、皆さんにお知らせします。 (詳細は下のャXターをクリックして見てください。)