がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

オレンジ色・2題

今日、10月3日から、 東京都営地下鉄の車内と駅に「地域振興PRャXター」が無償で掲出されているのだそうです。 東京都交通局サイトには「いわてと笑顔に」のャXターとともに、次のように趣獅ェ載っていましたので抜粋します。
東京都交通局は、被災地の復興を支援するため、この震災で特に被害が大きかった福島、宮城、岩手の各県の地域振興のPRャXターを、都営地下鉄の車内及び駅構内の広告枠に無償で掲出いたします。
本当に、ありがたいことです。 東京都のご厚意で、次のメッセージ都営地下鉄を利用する人たちに伝えていただけるわけです。
いわては今、立ち上がろうとしています。 どんな困難でも、笑顔でいれば乗り越えられる。 そう信じて、私たちは前を向きます。 いわての笑顔は、復興に向かう日本の勇気。 どうか一緒に、笑顔を分かち合ってください。
(お金の問題ではないとは思いますが、「前線・中吊り・2週間」だとその値段は280万ほどになるようです。) ********** 昨日まで、2泊3日ではありましたが、第66回国民体育大会(おいでませ!山口国体)に行ってきました。 何回かに分けて、国体で感じたこと、考えたこと…をお知らせする予定です。 今日は、 10月1日の総合開会式の「オレンジ色2題」 【第1話】 選手団本部として入場行進をする機会に恵まれた私は、例年のように、あっちを見たりこっちを見たりしながら「待機」を楽しんでおりました。 今年は、貴宝の、あ、失礼、北の都道府県からの「選手団入場」でしたので、ずいぶん早く入場門まで移動させられました。 会場である陸上競技場のバックスタンドのあたりは、出演者や鼓隊が待機していたり、誘導の係の人がひっきりなしに動き回ったり、警備の警察の方が直立不動でたくさん立っていたり、その脇を選手団が通ったりして、本当にごった返しています。  私たちが移動してゆくと、  オレンジ色のユニフォームを着てオレンジ色のバンダナをかぶった  「式典前演技」に出場する方々がたくさんいました。  子どもから大人まで、たくさんの人がその衣装を着るのですが、  私たちを見て  (いわてぇ〜、がんばれぇ〜)などと、声援を送ってくれます。 私たちも(マスゲーム、がんばってね!)とか言いながら手を振って通り過ぎます。 入場門めがけて進んでゆくと、 オレンジ色の中にいた小学校高学年ぐらいの一人の女の子が、私たちを見て、こう言いました。 「あ、岩手県! だいじょうぶでしたかぁ〜?」 ありがたくて、涙が出そうになりました。 そして、こんな小学生を育てて行かなければいけないな…と、しみじみと思った次第です。 【第2話】 ボランティアの方々は、オレンジ色のベスト(チョッキ)を着ています。 自治体職員など、仕事として関わっておられる方は、水色のベストです。 会場内のオレンジベストは大人しかいませんでしたが、大学生くらいから私の母親ぐらいまで、広い年齢のたくさんの人が参加してくださっています。 ありがたいことです。 さて、 岩手県選手団の団長は、県体育協会会長の達増岩手県知事です。 当然、選手団が移動するときは、プラカード、旗手、団長という順で隊列の先頭を歩きます。 入場門まで誘導され、しばらく…小一時間ほど待つのですが、その時に、オレンジのベストを着たご高齢のご婦人が二人、団長のところに歩いてきました。 そのうちのお一人が、団長と、なにかお話をしています。 (激励に来てくださったんだろうな、ありがたいな)と思っていました。 お話が終わると、団長は私に教えてくださいました。 「二井知事の奥さんだった。総合案内所のボランティアをなさっているらしい。  私が岩手県知事と知っていて、わざわざ激励のご挨拶にいらっしゃった。ありがたいことです。」 腰を抜かしそうになりました。 山口県知事の奥さんが、「大会運営ボランティア」に応募し、オレンジ色のベストを着て、旦那さんが開会を宣言する式典なんか一切見えないところで働いているのです。 「県民総参加の大会」を合言葉に山口県が進めてきた「みんなで参加!国体県民運動」を見せつけらえたような気がします。 これこそが、国民体育大会だと思います。 規模を縮小してでも5年後に…という方々は、このような「白線の外側」しかも「競技場の外側」の活動をどうなさろうとしているのかなと、ちょっぴり、気になりました。 それにしても、「おそるべし、オレンジ色!」です。 ********** 追1:ボランティアが着用しているオレンジ色のビブスは、帝人岩国事業所が寄付してくださったのだそうです。 追2:山口県のガードレールはオレンジ色に塗ってあるものが目につきます。こんな感じです。   『昭和38年の山口国体開催にあたって、山口県で何か特色のあるものを作ろうと考える中で、    県道のガードレールを県特産の「夏みかん」の黄色にしようという発想が生まれたんです』    と、山口県のサイトの中にありました。