もう7月だから、大丈夫…というわけではないのですが、
先月16日に新幹線の列車の中にある雑誌を頂戴してきていました。
もちろん、「トランヴェール」というその雑誌には「ご自由にお持ち帰りください」とありますから、持ち帰りは大丈夫です。
雑誌には、内館牧子さんの「岩手山よ、ありがとう」という素敵なエッセイが、素敵なデザインの見開きページに載っていたのです。
無礼を承知で、書き出しと結びを抜きます。
私は「元気をもらう」という言葉を好まない。「勇気をもらう」とか「夢をありがとう」「感動をありがとう」の類もである。私は、(…略…)
私は今も東北新幹線の切符を買う時、
「岩手山が見える側、空いてますか?」
と、必ず聞く。「元気をありがとう!」と、好きではない言葉を語りかけるためだ。
「元気は出す」もの、「勇気は奮う」もの、「夢はかなえる」もの、「感動はするもの」、そして「気合は入れる」ものだと思っています。
つまり、
元気も勇気も夢も感動も気合も、自分が「何とかする」もので、他の人から「もらう」ものではないと信じています。
でも、
最近、それらはすべて外からもらうものになってしまったようです。
違うと思います。
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◇はいはい。
ずいぶんかっこいいことおっしゃいますね。
◆まあね!
◇お小遣いは、奥さんからもらっているくせに!
◆ぎゃふん!
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