東海道新幹線の中です。
東北新幹線と違って、検札があります。
さっき車掌さんが来ました。
乗車券と特急券の二枚を渡すと、スタンプを押してから、
それぞれの「表」どうしを合わせて返してくださいました。
スタンプのインクが、私の手やワイシャツに付かないように、そうしているのでしょう。
ありがたい心配りですね。
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今朝のjiji.comに次の記事が載っていました。
「自動車の「木金休業」がスタート=日産、ホンダなどが前唐オ実施」夏の電力使用量を抑えるため自動車業界が一斉に導入する「木金休業」が30日、一部メーカーで始まった。木金休業は自動車・二輪車メーカー13社のほか大手部品メーカーも参加。電力使用量が多い木金に工場を休みとするかわり、土日に操業し、需要ピーク時の電力不足を緩和する。
正式な実施期間は7月から9月末までだが、日産自動車やホンダなど一部企業は同日が木曜に当たるため、前唐オで振り替え休業を始めた。電力使用制限が発動される東京電力と東北電力の管内だけでなく、西日本の工場や事業所を含めた全国規模で行う。(jiji.com 2011/06/30-06:21)
電力のピークをずらすという考え方でしょう。
素晴らしいと思います。
でも…
お父さん、お母さんが土日に仕事に行ったのでは、スポーツに行く子どもたちを送り迎えできなくなる可能性がありますし、子どものスポーツの応援に行くことはできないでしょう。
家族そろってキャンプや海水浴に行くことも難しくなるような気がします。
それどころではないのだ…というご意見もあるでしょうが、
子どもたちが「する」、家族が「みる」「支える」というスポーツの形態、
また、
家族全員が「する」立場となり、同時に、お互いに「支える」立場を持つ野外活動の形態が
失われはしないだろうか…と心配になるへそ曲がりの私です。
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ちょっと話は変わります。文部科学省のサイトに5月31日に行われた
「福島県内で一定の放射線量が計測された学校等に通う児童生徒等の日常生活等に関する専門家ヒアリング(第1回)」の「議事録」が公表されています。
早稲田大学スポーツ科学学術院教授の友添秀則先生が次の発言をなさっています。
運動学習にはレディネス、適時性というものがあって、一番学ぶことに適した時期というのがあります。例えば、皆さんもよくご存じのように、子どものときに自転車に乗れるようになっておかないと、大人になってからいくら乗ろうとしても、なかなか技能の獲得が難しいということもあります。こう考えてくると、過剰に――過剰と言うと言葉が過ぎるかもしれませんけれども、運動の制限を子どもに課すというのは、発育発達途上にある子どもにマイナスの影響があるように思えてなりません。子どもたちにとって、今しなければいけない、あるいは、今することが望ましい「身体活動」があるということです。つまり、運動遊び、身体運動、スポーツ活動を制限していくということは、逆に子どもの心身に弊害をもたらすように思えるということなんです。
電力の問題などにみられるように、今回の災害は、広い範囲で広い年代の人たちに多くの影響を与えているようです。
「取り返しのつかないこと」を生じさせない工夫をしてゆかなければなりませんね。