がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

空手道観戦

今日は、第63回岩手県高等学校総合体育大会の「なぎなた」「空手道」「ソフトボール」「レスリング」の競技会にお邪魔してきました。

空手道は個人・団体の組手決勝まで見ることができました。

女子団体は大船渡高校が山田高校を破り、また、男子団体は釜石商工高校が釜石高校を破り、それぞれ優勝しています。

おめでとうございます。

恥ずかしながら、空手道がこんなに面白いとは知りませんでした。

何がすごいって、会場の盛り上がりがすごいのです。

紫波の総合体育館の観客席は8割程度のお客さまでした。調べると座席は「509」とありましたから、400人ほどはいたでしょうか。

さらに、フロアには各校の部員がいます。

男子決勝はものすごい歓声でした。

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試合を見ながら、ずっと考えていました。ボクシングと空手道の違い…

「当てる」ボクシングと「寸止め」の空手道のことではありません。

試合を、止める・止めない…のことです。

ボクシングは有効な攻撃があっても試合が止まりません。

ノックアウトや反則などがなければ、通常は、決められた時間中、戦い続けます。

一方、空手道は「技あり」がある度に試合が止まります。何度も何度も止まります。

そういえば、

レスリングは止まりませんが、柔道は止まることにも気がつきました。

(日本のスポーツはャCントのたびに競技を止めるが、西洋のスポーツは流すのかな…)

そうとばかりはいえないようで、剣道もフェンシングもャCントのたびに試合は止まります。

結局、どういうことなのかはわかりませんでした。

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どうやら、止めながら試合を進めたほうが、会場が盛りあがるようです。

空手道の試合では、どちらかがャCントを取って試合が止まります。

今日は、その後の再開の時に、試合を終えて応援に回っている女子選手を中心にものすごい声援が沸き起こります。

はじめは、声をそろえて

「こぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!」と言っているように聞こえました。

そのうち、

「とぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!」と言っているように聞こえました。

さらに彼女たちは、技が決まったかと思える瞬間に、声をそろえて

「おぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!」と叫びます。

男子も女子も3≠Q、大将戦までもつれ込む白熱した試合でした。

空手道としての技術がどうのこうのということは、私はわかりません。

でも、

会場にいるすべての人がマットの上のたった二人に注目して、どちらかを応援する、あるいは技のすばらしさに感動する「競技会の雰囲気」は、とても高いものがあったと感じています。

あれ以来、すぐに涙が出てしまう私は、また、左目から涙がながれました。

何の打算も邪心もなく、純粋にスポーツに集中して楽しませて頂きました。

いいものを見せてもらったなあ…と素直に感謝しております。

今週も、がんばれると思います。

(あ、どうやら、

 再開の時のかけ声は「ファイトォ〜〜〜〜〜!」の「とぉ〜〜〜〜〜〜!」のようでした)