カヌー・スプリントでロンドンオリンピックを目指している、大正大学職員の水本圭治選手(不来方高校→大正大学卒)の後援会から、5月10日付けの「水本圭治選手後援会会報 Vol.2」が届きました。
【後援会報とは関係ない写真です。御所湖で力漕する水本選手(左)、昨年6月6日】
会報には、水本選手がメキシコから出したメールが記載されておりましたので、写します。(4月25日ごろのものと思われます)
これまでの活動報告オリンピックを目指してナショナルチームで活躍している水本選手も、2月4日〜3月12日 ハワイ
3月17日〜3月29日 香川
4月1日〜4月17日 石川
4月19日〜5月15日 メキシコ
現在メキシコで高地トレーニングをしています。標高は1800mくらいの位置です。
日本にいる時よりも息が切れるのが早いです、1週間くらいで、体が慣れてきて3週間以上で高地トレーニングの効果が出てくるそうです。
詳しい日程はまだ決まっていませんが、この合宿が終わった後、7月の上旬まで石川県で合宿し、その後にもう一度メキシコで合宿の予定です。
8月15日〜21日に行われる世界選手権に向けて練習に励んでおります。
今回、東日本大震災が起こったわけですが、当時、私はハワイにいました。
ハワイにも津波注意報が出て、いつでも避難できる体制で待機していました。
帰国する前日に起こったのですが、次の日空港に行ってみると日本に向かう便はすべて欠航となっていました、その日は帰れないとなり、もう一泊滞在し次の日の便で帰りました。
ハワイから帰ってきてからすぐに香川県で合宿が始まろうとしていましたが、地元の岩手県が被災している中、自分は何をなすべきなのか、様々な競技が大会など自粛している中、自分たちがカヌーを漕いでいて良いのかなど色々と考えました。
しかし、今まで応援してくださった岩手の皆様のためにも、自分たちがここで立ち止まってはいけないのだと、今自分たちにしかできないことがあると、そう思い合宿に参加しました。
これが自分にとって最良な選択かはわかりませんが、こういう時期だからこそ自分が岩手を元気づけていきたいと思いカヌーを漕いでいます。
「頑張ろう岩手」をスローガンにこれからも頑張っていきたいです。
まずはオリンピック出場目指して頑張っていきますのでこれからも応援よろしくお願いします。
水本 圭治
カヌーを続けることが「最良な選択かはわかりません」と、やっぱり、迷いがあったようです。
私は、最良な選択だと考えます。応援します。
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水本選手は、
2008年の北京オリンピックには、 0.176秒差で届きませんでした。
2012年ロンドンオリンピックの出場権は今シーズンの大会で獲得できます。
具体的には、次の2大会がオリンピック予選になっています。
�@8月15日〜21日 世界選手権(ハンガリー)…6位以内入賞オリンピック出場権獲得
�A10月13日〜17日 アジア選手権大会(イラン)…優勝チームオリンピック出場権獲得
復旧に全力を尽くさなければならないという意味での「こんな時」ですが、
今年でなければ達成できない夢を追いかけている人もいるわけです。
一生に何度もないチャンスの年です。一生懸命頑張ってオリンピックの出場権を獲得してください。
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夢の達成のためには、わかっているだけでも、こんなにお金がかかるんだそうです。
4月19日〜5月15日のメキシコ合宿 個人負担 508,460円
5月16日〜7月3日の石川県強化合宿 個人負担 534,524円
この後の合宿・遠征もあることでしょう。
後援会に入って、お金の応援をしてあげませんか。
【水本圭治後援会】
・事務局は、矢巾町南矢幅13-118 矢巾町民総合体育館内 019-697-4646
・年会費は、2,000円