全国中学校スキー大会では、またまた、中学生日本一・入賞者がでました!
優勝 クロスカントリー女子フリー3km 田中ゆかり(沢内中学校)
全国中学大会3年連続2種目入賞、おめでとうございます。
3位 ノルディックコンバインド 小林陵侑(松尾中学校)
おめでとうございます。
全国高等学校スキー大会でも入賞者が出ました。
6位 女子スラローム 松原美幸(雫石高校)
地元インターハイに華を添えていただきました。おめでとうございます。
どちらの大会も、明日が最終日です。活躍をお祈りしています。
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今日は安比高原スキー場で行われている第60回全国高校スキー大会(スキーインターハイ)のアルペン競技の係員として行ってきました。
久しぶりの全国大会の競技役員でしたので、ヘトヘトです。
今日の女子スラロームは180人弱のエントリーで、さらにレースは2本の合計タイムで競われますので、とても長い一日です。
県内大会のお手伝いには行きますが、残念ながら参加人数が少ないのでだいたいお昼頃に終わってしまいます。
それに、身体も心も慣れてしまっているのです。
私は、全国レベルの競技役員ではないんだな…と自覚しました。
さて、スキーのレースは、おおむね「強い順」に滑ってきます。特に2本目のスタート順は、1本目のタイムで決められます。
今大会は「30リバース」というルールが適用されていますので、1
本目30位の選手が1番にスタートし29位が2番…というふうにスタートして行き、
1番の選手が30番目にスタートします。その後(31番以降)は1本目のタイム順でスタートです。
したがって、
入賞やら何やらというものは「2本目の30番スタート選手」がゴールした時点で決まります。
勝負が決まるとやっぱり興味が薄れてしまいます。
レースも後半になると、
ネット越しにたくさんいた観客も、見通しのいいところにわんさかいた各県のコーチも、ほとんどいなくなってしまいます。
ゴール前にたくさん飾られていた「がんばれ○○高校スキー部」というふうな「のぼり旗」も、気がつけばすっかり撤収されています。
(早く終わらないかなぁ…)
と不謹慎にも思った時に、向こう側のネットの外にいるオレンジ色のお客さまに気がつきました。
もう、周りには誰もいません。でも、じっとスタートのほうを見ています。
(もうそろそろレースも終わりそうだな、撤収準備に入るろうかな…)と思った時に、
その女性は大声で「ゆりぃ〜、ゆりぃ〜」と名前を呼び始めました。
見れば、
170番台のゼッケンをつけた選手が滑り降りてきました。あまり上手ではありません。
ゴールするまで何度か名前を呼んでいました。
調べると、関西の選手でした。
完走124人のうちの100番ちょっとの順位です。
トップとのタイム差は2本トータルで45秒ほどあります。
でも、
完走したその選手と、関西から一人で応援に来た、たぶんお母さんにとっては、「これもインターハイ」なのです。
(入賞だけがインターハイじゃないんだよな…)と、大きく反省しました。