(45分かかるっけなぁ…)
昼寝をしているあいだに、車で送ってもらおうと思っていた人が出かけてしまって、いなくなっていました。
(雪も降っていないし、歩いてゆくか…)
今日は盛岡グランドホテルで集まりがありました。
以前、家から何度か歩いていったことがありますが、45分ぐらいかかる記憶がありました。
今日は、道路のところどころがデロデロに凍っていることが予想されましたので、もっと時間がかかるのだろうと考えました。
ところが、
なんと、今日は35分で到着です。
おかげで、
帰りもその検証のために、再び歩いてくるはめになりました。やっぱり所要時間は35分です。
自己新記録…だと思います。
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会合の会場には、ラーメンと日本そばの屋台が出ていました。
ラーメンの屋台では40代ぐらいの男の人がラーメンを作っています。
日本そばの屋台では20代、もしかすると10代の女の人がおそばを作っています。
どちらもネームが刺繍で入った調理師さんの白い服装をしています。調理場にいる人でしょう。
ラーメンには人が集まっていますが、おそばは流行っていません。
日本そばの女性は、誰かがそばを通るたびに「いらっしゃいませぇ〜」と声をかけています。
その一生懸命さに負けたわけではありませんが、おそばを食べることにしました。
屋台に行くと、木でできた「そばの入れ物」には「黒いそば」と「白いそば」がありました。
ヤブ系とサラシナ系…という答えを期待して聞いてみました。
平:2種類もってきてるの?
そ:つくる時に間違があったようです。本当は色の濃い方だけがくるはずだったんです。
平:で、どっちを頼めばいいの?
そ:濃い方がおいしいんです。
と、私の答えを聞かずに色の濃い方をゆではじめました。食べてみると、なるほど、おいしかったのです。
会が終わりました。
おそば屋さんは、まだ、いました。もういっぱいご馳走になろうと思いました。
近づいてゆくと、「そばの入れ物」の中にはもう「色の薄い方のそば」しか残っていません。
でも、つくってもらいました。これはこれで、おいしいのです。
どうせ酔っ払いに食べさせる「おそば」です。
どちらを食べさせても誰も文句はいいませんし、味の違いもわからないだろうと思います。
でも、
彼女は、自分がおいしいと考えている方のおそばからお客さんに出した訳です。
これが「おもてなしの心」なんだなあ…と思いました。
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◇hirafujiさんには「おもてなし」は無理ですね。
◆ど、どうして?
◇おそばの違いがわからないでしょう、第一。
はじめからどっちでもいいと思っている人、あるいはどっちが良いものかを判断できない人は、
お客さまの選択に任せることしかできないわけです。
つまり、これをお奨めしたいという「自分の心」がなければ「おもてなし」をすることができない…
ということですよ。
どんな事にも当てはまりますよね、このことは。
◆ぎゃふん。