今朝、出勤途中に、知り合い二人と会いました。
お一人は同じ方向に歩きながら、もうお一人はすれ違いです。
信号の角から一緒に同じ方向に歩いた方とは、しばらくぶりでしたので、最近のわが家の様子やその方のご慶事など話が弾みます。
次の交差点で右と左に分かれると、今度は向こうからもう一人の人がやってきました。
すれ違いは時間がありませんので、雪がよく降ること、道路がひどいことをお互いに一言で表現し、(やれやれ)という表情で行き違います。
すれ違ってしばらく歩いていると、いつもよりも調子がいいような気がしてきました。
心が軽いのです。
考えてみれば、職場でも家庭でも「業務上の話」しかしていないことに気が付きました。
(「世間話」って久しぶりだな。いいもんだな。)
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今日の岩手日報に
「FM 12年開局視野 今夏 インターハイ中継へ 市街地中心に情報発信」という見出しの記事が載っていました。
宮古市の宮古コミュニティ放送研究会(伊藤敏会長)が、コミュニティーFM局の開局へ本格的に始動した。事業計画策定などの準備を進め、2012年開局を目標に据える。開局に先駆け、今夏には北東北インターハイで同市が会場となるセーリング、レスリングのFM中継を行う。という書き出しです。さらに、内容をつまむと次のとおりです。
ハーバーラジオというミニFM放送をリアスハーバー宮古(ヨットハーバー)で行っていたほか、
地域のイベントなどで実験放送をしてきた実績を持つ
▼本格的なコミュニティーFM放送局開局をめざし、研究会を昨年8月に設立
▼インターハイではセーリングとレスリングの競技の様子を期間限定のFM電波を使い伝え、
市教育委員会が実施するインターネット中継とともに大会を盛り上げる
▼伊藤会長は
「子どもからお年寄りまでが地域の情報を共有し、
宮古に住んで良かったと思える放送を目指したい。まずはインターハイを起爆剤としたい。」
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私は、何度も「スポーツイベントは地域づくりの触媒だ!」とこのブログで書いてきました。
ですので、
「インターハイを起爆剤」として「コミュニティーFM」を作り出そうとする企ては、
頭が転げ落ちるほど、首を縦に振りながら、両肩が外れるほど拍手を送りつづけるところです。
宮古市は
「インターハイ200日前イベント」にも市内の高校の放送部や美術部や太鼓部を参加させるなど、
様々な企てをしてきています。
宮古市にはきっと「インターハイを契機とした何ものか」が「レガシー」として残ることが確信できます。
応援したいと思います。
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◇朝の世間話と宮古市のFM放送に、いったい何の関係があるんですか?
◆競技場内だけのミニFMを何度か提案したことがあるんだ。このブログでだけれどもね。
◇知ってます。
ラグビーの北上招待の時や、アジアリーグアイスホッケーの時や、IBC杯ラグビーの時でしたね。
ミニFMで試合の解説がほしい…という程のことでした。
◆そうそう。
で、コミュニティーFMやミニFMについて、間違った考えを持っていたなあ…と気が付いたんだ。
◇あらあら、めずらしく反省していますね。具体的には、どういうことですか?
◆既存のテレビやラジオの範囲を狭くしたものが
「コミュニティーFM」や「ミニFM」だと認識していたんです。
◇つまり
「電波を流す範囲や時間」が違うという考え方ですね。言い換えれば「量が小さい」。
◆そう。
ところが、今朝の世間話で気が付いたんだ。
「質…流す情報のなかみ」が違うんじゃないのか、
いや、
質を変えることがコミュニティーFMやミニFMの存在価値なんじゃないのかな…と。
◇なるほど。
コミュニティーFMやミニFMは、既存のテレビやラジオの「小さい版」と捉えるのではなく、
「切り口ちがい版」であるべきだ…とでもいうことですか。
◆そう。
たぶん、インターハイを契機に作ろうとしているコミュニティーラジオは、
「朝の世間話」のような「元気の出る、ほっとする」ものを流して、
街の人たちを元気にするんだろうな…と思えたんだ。
◇なるほどね。
様々なことで、
「量」や「時間」の違いだけにとらわれて、「質」の違いを見逃したりしてるんでしょうね!
気を配らなければなりませんね!
◆ぎゃ、ぎゃかんふん!
◇な、なんですか、「ぎゃかんふん」って!? 「ぎゃふん」の最上級ですか?
◇またまた、わけのわからない…
◆小寒は「寒の入り」。「ぎゃふん」に「かん」を入れたのだぁ!
◇…(ば、ば、ばかみたい)