財団法人岩手県学校給食会が主催する
平成22年度学校給食調理コンクールに行ってきました。
あ、ご安心ください。
作りに行ったのでも、審査に行ったのでもなく、
出来上がった作品を見てきただけです。
ずらりと並んだ入賞作品をご覧ください。
とても美味しそうでした(残念ながら食べられませんでした…)
ちなみに、前から2番目が「課題の部」で「岩手県教育委員会教育長賞」を受賞した奥州市立水沢南小学校のものです。
「麦ごはん」に「けんちん汁」「奥州ビーフロール」「白菜甘据aえ」に牛乳とリンゴが添えてあります。
(レシピをご覧になりたい方はどうぞこちらをクリックしてください。)
ちなみに、
課題献立と自由献立の2つの部門がありますが、それぞれ次のような条件があります。
課題献立:白飯または、麦ごはんを中心とした、食育のための生きた教材として活用できる献立
自由献立:県産小麦5割混入パンに合う献立
さらに、共通して「年度内に実施した献立であること」という条件も付いています。
私たちが食べていた時も学校給食と呼んでいましたが、今は全く違うもののような気がします。
給食界はどんどん進化しているな…という感想です。
コンクール成績は次のとおりでした。おめでとうございます。
▼課題の部
▼自由の部
盛岡市立太田東小学校、岩手町立学校給食センター、花巻学校給食共同調理場、
大船渡市立末崎学校給食共同調理場
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今日・1月5日の岩手日報「論説」は「新年企画 挑む」というシリーズものの4番目「スポーツ振興」でした。
見出しは「『一体感』を共有したい」とあり、次の書き出しで始まっています。
経済、産業などと同様にスポーツも「県民力」を示す一つの指標だ。スポーツは世代や職業などを超え、感動を共有できる。その一体感こそがスポーツの最大の魅力ともいえる。全文は岩手日報のサイトにありますので、ぜひお読みいただきたいのですが、
私が、読み進んで行って(ありがたい!)と思ったのは、後ろの方にあるこの記述です。
かつて「本県のスポーツを振興するには将来を見越した展望と施策が必要」と何度も記事にした。スーパーキッズ育成事業は、恒久的なスポーツ振興を図るための基盤を形成しつつある。「恒久的なスポーツ振興を図るための基盤」を形成しつつあるというくだりに痺れています。
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◇「恒久的なスポーツ振興を図るための基盤」に対立する言葉は「一過性のスポーツ振興を図る方策」でしょうか。
◆そうだね。
オリンピック選手が一人出ればいい、国民体育大会で一度だけ男女総合優勝できればいい…
という考えでいわてスーパーキッズや71回国体の選手強化を行っているわけではない。
それらのレガシー、つまり、事業が行われた後に残される財産は「基盤の形成」であるという視点で事業を行っているわけです。
◇そのことを理解していただいたうえで「基盤を形成しつつある」と評価していただいたことに
(ありがたい)と思ったわけですね。
◆そう。そのとおり。
たった一人を世界に出せばいい、強い選手を連れてきて勝てばいい…ではいけない。
中央と連携して世界につながる仕組みシステムを作り出すこと、地元にいても日本の頂点を狙えるシステムを作り出すこと…これだね。
◇私も同感です。
ところで、水沢南小学校の給食はいくらだったんですか?
◆藪から棒に…1食の材料代が260円だそうです。でも何で?
◇やっぱり、そうでしたか。
調理コンクールも目的は同じですね。
◆な、何のはなし?
◇1度しか提供できない「豪華献立」で勝負するのではない。
「限られた材料・資金の中で恒久的に『食育』を推進する基盤をつくるのだ」…ということですよね。
◆そ、そのとおりだと思う。素晴らしい! しかし、今日はどうしたの?
◇追い詰められているような気がしたし、給食の話だったので…。
◆追い詰められて、給食?
◇ほら、ほら、知りませんか、
「給食 猫を噛む」
◆給食じゃなくて「窮鼠(きゅうそ)」!