午前は「学力向上」、午後は「競技力向上」、夜は「思春期保健」の会議でした。
どの会議でも、
「学校」「地域」がキーワードになります。
学校での取り組みをしたうえで、家庭や地域との連携で効果を高めよう…という趣獅ナす。
(全部、考え方が同じだなぁ…)
と感じましたが、それはそうでしょう。
考えてみると、学力も競技力も保健活動も対象は「同一人物」なのです。
それぞれの立場から、子どもを立派に育てるためにはどうすればよいかということを考えているわけです。
皆さん、一生懸命です。
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思春期保健の会議はお医者さんもたくさん出席しています。
医師や歯科医師の先生方は、それは熱心に「予防」や「教育」の重要性を力説されます。
子どもたちを健康に育てようという気持ちは良くわかるのですが、今日まで、その理由をしっかり理解できていませんでした。
でも、
今日の会議の中で、次の発言を聞いて、わかったような気がしました。
委員長の先生(医師)が一生懸命に啓蒙活動をなさっている先生(医師)にこう言ったのです。
「○○先生は、たくさん、つらい思いをしている。」
心にまで傷を負った若い患者さんをみて、
(もっと早く手を打っていれば、こんなことにはならなかったはずなのに。
私が教育すれば防げたことのはずなのに…)
といつも思っているという意味でした。
なるほど、
医療従事者の人たちは、いつもこういう気持ちで「予防」や「教育」を説かれておられるのか…と理解しました。
ありがたいお考えです。
そこで、
スポーツのコーチが同じことを考えるのだろうか…と自問してみました。
あの事を教え損ねたから、選手・チームを勝たせることができなかった…と、つらい思いをするでしょうか。
あの時、しっかり議論しなかったから、国体の総合優勝を逃してしまった…と、つらい思いをするでしょうか。
たぶん、
私は、選手の努力不足や、強化費の不足などを理由にして、「私がしなかった」ことが原因とは考えないでしょう。
人の健康を預かる人は、
私がすれば出来たことを、しなかったばっかりにこの人が不幸になった…と、「つらい思い」をする教育を受けている人たちだったのです。
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急に、「ひょっこりひょうたん島」の「サンデー先生の歌(?)」を思い出しました。
勉強なさい勉強なさい 大人は子供に命令するよ 勉強なさい偉くなるために お金持ちになるために
あ〜あ〜あ〜あ〜 そんなの聞き飽きた
いいえ賢くなるためよ
男らしい男 女らしい女 人間らしい人間
そうよ人間になるために さあ勉強なさい
そうだとも!泣けちゃうな 今の一言みんな 忘れるな
トラさんもね んああ