ひさびさに素晴らしい「キャッチコピー」を見ました。
『これからの100年に向けて 〜新たな物語を紡ぐ〜』
です。
今朝の
岩手日報・最終面左下に載っていた、
12月23日に
遠野市で行われる「『
遠野物語』発刊100周年記念イベント」の告知です。
(時期的にどうなのかなぁ、もうそろそろ今年も終わるのに…)と思ったのですが
遠野物語百周年のサイトを見ると、イベントの趣獅ェこうありました。
発刊100周年を迎えた今年、遠野市で行われた様々な記念事業の総括を行いながら、
次の100年に向けて新たな文化の継承をめざすことをテーマにしたイベントです。
しびれました。
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周年行事というと、私は、
「これまで長いあいだ頑張ったね」「こんな成果があったね」というような、過去を振り返ることが主な目的であると認識していました。
でも、今日の「
遠野物語」のキャッチコピーが表すところは、
これまでの百年を基礎として、これからの百年を考える…というコンセプトのようです。
百年前を見たうえで、百年先を見る…というほどのことでしょう。
素晴らしいコンセプトだと思います。
さすが、
サッカーワールドカップの
ベースキャンプ地に手をあげた街、
6年後の岩手国体で
「開催地の品格を高めよう」としている街です。
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◇今年は
柳田國男著「
遠野物語」発刊100年のほかにも「100年」があるようですね。
◆
岩手観光メ[タルサイト「いわての旅」を見れば、
ほかにも、
石川啄木歌集「一握の砂」発刊100年・名勝「
猊鼻渓」
命名100年があるようだね。
◇でも、「百年後をみる」と言い切っているのは
遠野物語だけですね。
◆少し寂しいね。
そういえば、
今年は1970年に
岩手県で開催された「第25回
国民体育大会」から40年の年でした。
振り返りもしなければ、先を見る機会にもならなかった…はずかしい。
スポーツの考え方は、文化の考え方より遅れているのかも知れない。
◇あ、あのう…
日本体育協会と
日本オリンピック委員会も来年「100年」を迎えるということで
「創立100周年記念事業」をしていますよね。
◆知ってるよ。「日本のスポーツ百年」だよね。
◇そのコンセプトを読みましたか?
ほら
ここにありますよ。
�@日本明治以来の我が国スポーツのあゆみと、これまで日本体育協会がスポーツ振興に果たしてきた100年の足跡をたどる。
�A新たな100年に向けて、国内外の動向に対応し、国民の一人ひとりがスポーツ文化を豊かに享受する社会の実現を目指す観点から、これからの日本体育協会の果たす役割と使命を広くアピールする。
�B日本体育協会を支援・協力いただいた多くの関係者とともに、100周年の慶事を祝う。
◆あれれれれ、スポーツもちゃんと「新たな百年」を考えていたんだぁ!
◇まったく。
「スポーツの考え方」や「文化の考え方」じゃなく、hirafujiさんの考えが遅れているだけでしょ
◆ギャフン!