今日は宮古に出かけていました。
総合開会式まで、あと251日となった、岩手・青森・秋田・宮城で開催される「2011 熱戦再来 北東北総体」に関する用事です。
国道106号線は快適な道路なのですが、行きも帰りもトラックの後ろをゆっくりと走りました。
帰りには「世界のパン・ヤマザキ」とボディーに大きく書いてある山崎製パンのトラックが前にいます。
(世界のパン!? いったいどういう意味だろう?)
気になって仕方がありません。調べずにはいられません。山崎製パンのサイトにはこうありました。
<略>ヤマザキパンは積極果敢に技術革新に挑戦し事業の近代化をすすめ、欧米の先進機械設備を導入するとともに世界各国の優れた製品を日本の市場に導入し、日本の食生活、食文化の向上に寄与することを願いとして事業を推進してまいりました。<略>つまり、
「世界に打って出た」とか「世界一」とかの意味ではなく、
「世界各国の優れた製品を日本で製造して提供する」と言う意味での「世界のパン」だったわけです。
これに限らず、
意味するところがなかなかわからないけれども、何か「すごい」雰囲気を持つキャッチコピーは、結構、あるような気がします。
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昨日の午後は教育行政関係者の会議に出ていました。
ある方が、ある機関の取り組みとして、次のように発言なさいました
「『自己流』授業からの脱皮を図る」
あれっ…と思いました。
調べると「自己流:(他人から指導されたのではない)自分一個の流儀。我流。」とあります。
反対語は何だろう…とも思いましたが、考えても調べてもわかりませんでした。
「下手な考え休むに似たり」というので寝てしまおうと思いましたが、
日本オリンピック委員会(JOC)の刊行物の「用語解説」にあった、ある項目を思い出しました。
■一貫指導システム
優れた素質を有する競技者が、指導者や活動拠点等にかかわらず、
一貫した指導理念に基づき、個人の特性や発達段階に応じた最適の指導を受けることを通じ、
トップレベル競技者へと育成されるシステム(仕組み)
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◇なるほど。じゃあ、自己流の反対の指導法はこういうことですね。
「優れた素質を有する児童・生徒が、教員や学校にかかわらず、一貫した指導理念に基づき、
個人の特性や発達段階に応じた最適の指導を受けることを通じ、素晴らしい人間へと育成され
るシステム(仕組み)」
◆そういうこと、そういうこと。
でもね、システムに従った指導を「マニュアル主義」とか言って嫌う人も多いんだよね。
◇「マニュアル」は「最低レベル」を保障するものです。
つまり、誰でもどこでもここまでは…ということでしょう。
その上に立って、初めて、
教える側のオリジナルを加えることができ、教える側の個性が出てくるんじゃないんでしょうか?
◆なるほどね。
料理でいえば「塩・コショウ」と「食器」と「盛り付け」で個性を出す…という程のことだね。
◇そういうことだと思います。
レシピ通りにきちんと作ることが基本なわけです。勉強もスポーツも同じでしょうね。
ところで、「世界のパン」と似たような言葉を良く聞くのですが…。
◆どんな言葉?
◇「夢と感動の競技スポーツ」
◆ぎゃふん。