がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

スケートとイス

岩手県営スケート場で「いわてスーパーキッズ・スペシャルスクール」が行われました。 午前中は、岩手県スケート連盟の方々によるスピードスケートのクロストレーニングが行われ、午後は知的能力開発プログラムが仙台大学の方々により行われています。
私は、恥ずかしながら、スピードスケートの指導については、30年ぐらい前に自分が教えられた記憶しかなく、それ以上の知識・経験を持ち合わせていませんので、今日のスケート連盟の皆さんのご指導を見ていてビックリしました。 先ほどの写真は、スケート靴を履いての「その場足踏み」ですが、その前にリンクサイドのゴムマットの上での「その場足踏み」をしてから行われていました。 「片足のエッジにきちんと乗るャWション」を確認してから滑らせるのだろうと、素人ながらに推測しました。 右の写真は、 パイプ椅子を補助具にした練習で、はじめは人の乗らない椅子だけを押して400mトラックを一周し、その後、ひとり座らせて押すものですが、人を乗せると「前に進むための身体の使い方」がよくわかるのだそうです。 ちなみに、椅子を押している人の後ろで「エビゾリ」しているキッズは、何かの練習をしているのではなく、たまたま転んだところが写ってしまったものです。 ご心配なく。 トレーニングを見ながら、 もしも、私にスピードスケートの指導を任せたら、大変なことになるだろうなと想像していました。 スケート指導のためのトレーニングを積んでいない私は、たぶん、こう言って放置しておくのでしょう。  「転んだ数が 上達に結びつく。転べ転べ 転んで上手になるのだ!」  「習うより 慣れろだ。ジャンジャン滑れ!」  「なんだ、そんなこともできないのか。お前の努力が足りないんだ、考えろ!」 こんな指導をされたら、子どもたちは、二度とスケートをしなくなってしまうでしょう。 人を教えるということは、大変なことなのですね。 ********** 今朝の岩手日報東北高校新人大会の結果が載っていました。 その中に「体操競技」の結果がありました。専修大学北上高校が団体で3位に入っているということです。
宮城の明成、青森山田に次ぐ3位は立派だなあ…と思って読み進むと、 個人種目別鉄棒に優勝者がいました。 これまた凄い!と詳しく見ると、「沢田遵之祐(盛岡中央)」とありました。 盛岡中央高校には体操部はないような記憶がありましたので、驚きました。 調べてみると、沢田選手は、今年の沖縄インターハイにも出場していました。気がつきませんでした。 学校に部がない環境の中で頑張っている選手は、 今年の千葉国体のボクシングで準優勝した水沢第一高校の佐々木健介選手が思い浮かびますが、 沢田選手も同じような状況で、どこかで体操競技の練習をしているはずです。 高校生のスポーツ活動は「学校の部活動」という考えだけにこだわってはいけない時代になったのかもしれません。 それにしても、 水沢第一高校といい盛岡中央高校といい、私立高校の懐の深さを見せ付けられたような気がした、世界糖尿病デーです。