がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

トップレフリー

 盛岡南公園球技場Bグランド(西側)から見た、

 東根山(左はじ)と南昌山(右はじ)です。

 今日はこのグランドで、

 第90回全国高校ラグビー大会岩手県大会の

 準決勝2試合が行われました。

 (試合内容が「リックの挑戦」というブログにありました)

 結果は

   黒沢尻工業高校○53・5●宮古高校

   盛岡工業高校○71≠R●黒沢尻北高校

黒工・盛工の決勝戦は24日に盛岡南公園ラグビー場で行われます。

高校生の真剣なプレーとスタンドからの応援ぶりを見においでください。

雲間から光が差し込んでいる写真ですが、今にも雨が降りそうな雲行きですね。

果たして、2試合目の終了間際から雨が降り出し、「雨中の自転車帰宅」でした。とほほほほ。

さらに、果たして、家まで来ると雨があがる有様です。さらに、とほほほほ。

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今年から、準決勝からは、「他県レフリー」が笛を吹くことになったのだそうです。

1試合目は東北のレフリーでした。

2試合目は、なんと、日本ラグビーフットボール協会審判委員会委員長の岸川剛之さんがレフリーをなさいました。

もちろん、岸川さんは日本のトップレフリーとして活躍なさった方です。

岸川さんのレフリングを見ながら、

トップレフリーと他のレフリーの違いは「コミュニケーション」の違いかな…

と感じました。

選手とレフリーのコミュニケーションは当然です。

(これをするな、これに注意しろ、そのプレーはOKだ、君のさっきのプレーが反則だよ…)

大きな声でゼスチャーを交えて選手とのコミュニケーションを図り、ゲームをコントロールしています。

うっかり反則で、ゲームをつまらないものしたくない、両チームのゲームプランを十分に発揮させるゲームコントロールをしたい…そういう気持ちがよくわかります。

さらに、

スタンドのお客さまともコミュニケーションをとります。

(あれ、今の、ノッコンじゃないの)という雰囲気がスタンドに広がると、

(今のプレーは、後ろに落としたからノッコンじゃないよぉ)と大きなゼスチャーで知らせてくれます。

(あれ、なんでプレーを止めているの)とみんなが思うと、

(ほら、君、きみ、ヘッドキャップを拾ってきてきちんとかぶりなさい!)というゼスチャーをします。

そのおかげでしょうか、

今日のスタンドからは、私たちが「レフリング」と呼ぶ(オフサイド!ノッコン!)などというレフリーに対する声はあがりませんでした。

ナイスプレーに対する賞賛と、プレーヤーへの励ましの声が、沢山こだましていたような気がします。

競技場が一つになったナイスゲーム…とでもいえるでしょう。

もちろん、

岩手の公認レフリーも、同様の声やゼスチャーをゲーム中に行って上手にゲームをコントロールしています。

でも、届ける先が「競技場全体」まで及んでいないような気がしました。

「白線の中のコミュニケーション」と「競技場の中のコミュニケーション」の違いなのかな…

と考えながらゲームを見ていた次第です。

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10月も中旬。

そろそろ、1月の予定が入ってきたりするので、手帳を買いにデパートに行きました。

いつもの手帳の2011年版を無事に入手して(ついでに靴下を見ていこう)と、紳士服・紳士雑貨売り場に行くと、

さっきの岸川さんがいるではありませんか。

(お買い物なのかな?)

と、目礼して通過しました。

安売りの靴下を入手してエスカレーターに向かうと、やっぱり、岸川さんがいます。

今度は、あるブランドのブースの中に、どう見ても「お店の人」として立っています。

たまらずに聞きました。

(ご商売は、このブランドでしょうか?)

そのとおりだそうです。

レフリーを一試合、その後、岩手県のレフリー研修会の講師をして、

さらに、

自分の会社のブースでお客さんや店員さんとコミュニケーションをとってから東京に帰るのでしょうか…

素晴らしい人です。恐れ入りました。

心から、今日のレフリーのお礼を申しあげたことは、言うまでもありません。

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◇そうですか。

 素晴らしいですね。

 何の世界でもトップになるには、その世界の技術レベルやコミュニケーション能力だけではなく、

 「人間性」が最も必要なことなんじゃないか…と、今のお話で感じますね。

 疲れたとか、腹が痛いとか、そんなの聞いてないとか…

 人の話をまともに聞かないで、とにかくサボろうとするhirafujiさんとは大違いですね。

◆ぎゃ、ぎゃふん!