がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

中山の癒し食堂

 先週、川の水が多すぎて延期になっていた

 「盛岡舟っこ流し」が、

 今日、無事に行われたようです。

 日中は覚えていたのですが、

 夕食を摂っているうちにすっかり忘れていました。

 ドンドンドン…という花火の音で思い出したわけです。

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今日は第37回東北総合体育大会のホッケー、ラグビーを回ってきました。

ホッケーは

成年男子・成年女子・少年男子・少年女子のすべてが優勝。4種別が国体に出場します。

おめでとうございます。

ラグビーは(少年の会場にしか行けませんでしたが、)

成年男子が優勝し国体の「北海道・東北ブロック予選」への出場権を獲得しました。

国体まであと1勝です。頑張ってください。

少年は残念ながら秋田に破れ、国体出場はなりませんでした。

暮れからお正月にかけて花園ラグビー場で行われる、全国高校ラグビー大会での活躍を目指して、

もう一度、仕切りなおしてください。頑張ってください。

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こういう状況だったと記憶しています。

 36番 そば定食3

 37番 ザルそば2

 38番 冷しとろろそば1

 39番 冷しそば1、カレーライス1、リンゴジュース1、もう一つ何か

 40番 冷しとろろそば2、そば定食1

 41番 ザルそば1、リンゴジュース2

ラグビー場の近くの「産直」の食堂で昼食です。厨房の中には5人ほどの年配の女性たちがいました。

セルフ方式の食堂で、注文してお金を払うと、番号フダをくれます。番号を呼ばれて取りに行くわけです。

考えに考えて、「冷しとろろそば」に決めました。カウンターにいるおばあさんに注文します。

おばあさんは、冷しとろろそばは500円だと言張りますが、値段表には550円とあります。

一生懸命説明して、550円を払いました。

少し、いやな予感がありました。

3人連れの私たちは、冷しとろろそばを2つ、そば定食1を1つ頼んで、

40番の番号フダを預けられました。

36番のそば定食3つのグループはすでに食べ始めています。

38番の人が呼ばれました。

  冷しとろろそばの注文に対し暖かいとろろそばが出てきました。作り直しとなりました。

37番の人が呼ばれましたが、誰も返事をしません。店の人は注文内容を叫びました。

  それは39番のものでした。

  39番の人が取りに行って一件落着かと思いきや、リンゴジュースが一つ多く出てきて

  お客さんが正直に返していました。

私たちは、だいぶ不安になってきました。(注文したものが正しく出てくるんだろうか?)

28番が呼ばれました。

  (えっ、そんなに待ってる人がいるの?)

  実は番号違いで、38番の人の作り直しの「冷しとろろそば」です。

37番が、再び、呼ばれました。

  また、返事はありません。店の人は、先ほどのように注文内容も叫びました。

沈黙の時間が流れます。

沈黙に耐え切れなくなった、36番の人が、食事を中断してカウンターに向かって歩いてゆきました。

「ザルそばの二人のお客さんは、さっき、食べ終わって帰りましたよ!」と教えてあげました。

店の人は、カウンターの上のザルそばを奥に下げました。

こうなってくると、

食堂にいる全員が食事どころではなく、次は何が起こるかと期待に満ち溢れています。

41番が呼ばれました。私たち40番は飛ばされたのです。

  (もしかして、私たちの注文は「無いこと」になっているのかも知れない…)

  不安が募ります。

  41番はザルそばでした。

  誰もが、さっき下げたザルそばの1つがまた出てきたのだな…と確信し、

  順番が逆になった理由を納得しました。

こうなれば、

否が応でも食堂中の注目は私たち40番に注がれます。

とうとう40番が呼ばれました。

そば定食が、無事、出てきましたが、「冷しとろろそば」二つはかげも形もありません。

(や、やっぱり、「冷しとろろ」を頼んだ2人は、閉店まで待っても何も食べられない)

と、食堂中のみんなは、私ともう一人を哀れみましたし、

私たちも覚悟を決め、

私たちを気にしないで、運よく出てきた「そば定食」を、食べてしまうように促しました。

しばらくすると、

奇跡的に

「40番の冷しとろろのかたぁ〜、お待たせしましたぁ〜」と声がかかりました。

2人が勇んでカウンターに行くと、どんぶりの中が白いのです。

いやいや、

とろろが白いのではなく麺が白いのです。(これ、そば?)と聞くと、(えっ!?)

奇跡は起こりませんでした。

出てきたのは「冷しとろろうどん」。

でも、

こんなに楽しませてもらったのだから、作りなおしなどさせずに、そのまま食べさせていただきました。

今、冷静に考えると、あんなに混乱していた食堂でしたが、

注文どおりに食事ができなかったのは、私たち2人だけだということに気がつきました。

でも、

私たちも「お詫びに」とリンゴジュースをいただきましたし、みんな混乱を楽しんでいたようですので、結局は、みんなハッピーだったのかな…と考えたりもしています。

ある意味、「癒し食堂」ですね。

今度、ご一緒にいかがでしょうか。ご案内、いたしますよ。