がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

百聞は一見に如かず

【その1】

今日は、施設回りをしていました。普段の行いのせいでしょうか、雨です。

私が回らなければならないのではなく、

一度も施設を見たことのない人たちではあるが、組織の意思決定に大きな影響を与える人に見てもらい、

新しい施設のイメージを持ってもらうことが主目的で回った訳です。

欲張って5箇所も回りましたが、果たして、皆さんの口から

(イメージが掴めた!)

という言葉が出ました。

いくら数字で説明しても、現場でイメージを持ってもらうことに勝るものはありません。

「百聞は一見に如かず」を実感した次第です。

【その2】

施設で思い出しました。

今朝の岩手日報岩手県営野球場の改修のニュースが載っていました。

「県営球場(盛岡)を改修 土や芝リニューアル 月末から使用」という見出しです。

中心となる工事は

  ▼内野グランドの土を11年ぶりに入れ替え

  ▼外野の芝を14年ぶりに張替え

そのほか

  ▼スコアボードのメッセージボード交換

  ▼内野スタンドのトイレ改修

  ▼第2・第3駐車場の舗装しなおし

  ▼屋内練習場排煙窓の修理

と新聞にはありました。

私が気を引かれたのはこのことではなく

この記事に続く小さな見出しの

「23日に球場を清早@ボランティア募集」です。

簡単に言えば、

「聡怩フボランティアに行くと球場見学ができる」

(詳細はここにあります)

ということです。

あの県営球場のグランドに立つことが出来ますし、

あの県営球場のダッグアウトに入ることも出来るでしょう。

マウンドからスタンドを眺めるとどう見えるか、ダッグアウトからグランドを見るとどう見えるか…

これも見なければわかりません。

「一見」のチャンスです。めったにありません。行ってみてはいかがでしょう?

【その3】

私はずっと前に特別支援学校に勤めていたことがあります。肢体不自由の子どもたちを対象とする学校でした。

その卒業生が県職員として働いています。13年前に私が県庁にいたときに、彼も県庁にいました。

昨日、国体推進課に用事があり、盛岡地区合同庁舎に行きました。

帰りのエレベーターが途中で止まり、扉が開くと、車椅子に乗った人が入ってきました。

よく見ると、彼です。今は盛岡地方振興局に職場があるようです。

以前は一本杖で歩いていたことを思い出した私は、とっさにこう言ってしまいました。

「おお、久しぶり。車椅子になったの?」

彼は、私に気がつくと、すかさずこう言いました。

「ああ、先生、久しぶりです。でも、どうしたんですか、すっかり痩せてぇ…」

その会話の後、二人とも、無言でエレベーターの扉の方を向いていました。

私はこう思っていましたし、彼もそう思ったに違いありません。

(言うべきじゃないことを言ってしまったかなぁ…。本人が、一番、気にしていることだったんだろうな)

でも、私が、痩せてしまったことを気にしていないように、彼も、実は気にしていないのかも知れませんね。

こういう時は、思い切ってどうしたのか聞くのが正解のような気がします。

「一聞は百見に如かず」もあるのかもしれないなと、今になって反省しています。