岩手日報の夕刊に「石割桜、やっと 盛岡で昨年より13日遅く」という記事がカラー写真入りで載っていました。
今日24日の朝、2輪が開花したのだそうです。
2週間も遅いとは驚きましたが、春は確実にやってきています。
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小岩井農場の「一本桜」の脇を通りました。
一本桜が目的ではなかったので、(混んでいたらいやだなぁ)と思いながら進んでいったのですが、
駐車場には車が三台ほどしか停まっていません。
スイスイと車を走らせることができました。
なにしろ、
花はまったく咲いていませんので、臨時駐車場の看板がなければ気がつかないほどです。
どうやら、花の咲いていない桜は興味を持たれないようです。
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今月はじめに、薄墨で宛名を書いた葉書が届いていました。
スキーでもラグビーでもお世話になった方の奥様が差出人です。
ご主人が3月29日にお亡くなりになっていたこと、葬儀などは故人の遺志により身内で済ませたこと…
が書いてありました。
享年53歳とありました。本当に残念です。
やっと、今日、お線香をあげにお邪魔することができました。
仏壇には笑顔の写真がありましたが、その背景は満開の桜でした。
聞けば2年間の闘病生活の後に逝かれたとのこと、発病前の「最後の桜」の写真だそうです。
本当に残念です。
残された私たちが、しっかりと頑張ることを心の中で約束して、お別れをしてきました。
ご冥福をお祈りいたします。
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さあ、気を取り直して!
ご自宅を離れる時に、ふと、思いました。
(俺も、毎年、桜の前で写真を撮っておいたほうがいいかなぁ…)
妻も故人ご夫妻とは知り合いでしたので、一緒にお線香をあげてきたのですが、
私がそう思った瞬間に、すかさず、こう言いました。
「本当に、残念だったね。悲しいね…。
でも、
ふっくらしていて、ニコニコしていて、人柄が偲ばれる、いい写真だったねぇ…。
あなたの時は、
ちょっと前の太っていた時のニコニコ写真がいいかしら、それとも、今の写真がいいかしら。
悩むねぇ。」
(ど、どっちでも、け、結構です…)