昨日は、
盛岡市の「いわてスーパーキッズ発掘育成事業」の3期生開始式に行っていたのではなく、
「全日本ジュニアスキー選手権大会」のお手伝いに雫石スキー場にいました。
書類より重いものを持つことなく、斜面に立つこともなく、ましてや、斜面をダッシュして駆け上がることもない日常を送っていますので、帰ってきて「バタンキュ〜」。
14時間は眠りました。
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今日は県ラグビー協会の総会でした。
会議では、皆さんなかなかお考えをお話にならず、懇親会になってから、あれやこれやのお話が出てきます。
ふと、思い出しました。
2月27日に「いわてスーパーキッズ」のスペシャルスクールが行われ、競技団体が「日本代表への道」のプレゼンをしたことは前にお知らせしていますが、
その日のほかのプログラムの一つに、
キッズたちが1月下旬に行ってきた「NTC地域タレント研修会」の参加報告がありました。
参加した中学生が自分たちでプレゼン資料を作り発表したものです。
(すごい経験を積んできたものだなぁ)
と感心しながらみていましたが、最後に、県教育委員会の担当者の方がこう仰いました。
「ナショナルトレーニングセンターの方々は、
だれもが
『いわてスーパーキッズ』の身体能力を高く評価するが、
コミュニケーション能力は低い…と口をそろえて言っていた。」
そうか、公の場のコミュニケーション能力が低いのは「おやゆずり」なのか。
じゃあ、誰も治せない。放っておいては手遅れになる。
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最近、
日本体育協会公認スポーツ指導者むけの情報誌「指導者のためのスポーツジャーナル」が面白いのです。
今号(2010年春号)では「スポーツ再構築のとき―社会の正当な評価を得るために」という特集が組んであります。
思い切ってひとことで言えば「スポーツの価値とは」ということでしょうか。
公認指導者以外の方も購読できますので、このページから申し込んでじっくり読んでみてください。
さて、
その中に、神戸製鴻宴Oビー部ゼネラルマネージャー兼総監督・平尾誠二さんのインタビューが、
「スポーツは社会とつながっている」と題して載っています。
読み進んでゆくと
「スポーツの価値はメ[タブル」と小見出しをふった部分がありました。少しだけ丸写しします。
【聞き手】
スポーツはある種特殊な世界というイメージは、確かにあるようです
【平尾】
それは大きな間違い。スポーツ現場でよく飛び交うリーダーシップやコミュニケーション能力、
ゲームマネジメントといった用語は一般社会でもよく使われますよね。
これらのスキルはすべて日常生活でも通用する、
“メ[タブル スキル”なんです。<略>
大切なのは、スポーツに携わる一人ひとりが、スポーツと社会とがつながっていることを
日頃から意識することだと思います。
恥ずかしながら、“メ[タブル スキル”という言葉を生まれて初めて聞きました。
慌てて調べると、若月誠さんのお書きになった「スキルの3領域を理解する」という記事を探すことができました。
メ[タブル スキルのことを若月さんは「トランスファラブル スキル」と呼んでいますが、その階層は右の図のように構成されているとありました。
さらに、
次のような記述もありました。
「このトランスファラブル スキルが充分でないと、
どのように高い水準のテクニカル スキルを持っていても、
組織の中でそれを発揮することができません」
ゲーム、試合は相手とのコミュニケーションだと思っています。
その意味で、未だに「岩手のチームはスロースターター」と言われている意味がわかるような気がします。
メ[タブル スキルが十分に身についていないのかも知れません。
もう一つ、
「運動部」の経験者が就職に有利だというお話も、
レベルの高いスポーツ活動を通じて「メ[タブル スキル」を身につけた人と考えれば納得できます。
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悔しいブログを発見してしまいました。「がんばれ長野」というブログの1ページです。
今に見ていろ!