がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

旧正月のテレビっ子

今日は、ジャンプノーマルヒル、スピードスケート、ショートトラックモーグル、そしてラグビー日本選手権と、一日「テレビっ子」でした。

しかし、

オリンピックでメダルを獲ることは本当に難しいことなんだなぁ…

と、涙で顔をグチャグチャにした、女子モーグル4位の上村愛子選手のインタビューを聞きながら思いました。

オリンピックは本当にすごいイベントです。

2016年の東京オリンピックが幻に終わった今、夏の大会・冬の大会に関わらず、生きているうちに競技会場でオリンピックを見る機会は、もはや、期待できないだろうなと残念に感じています。

せめて、

孫の世代ぐらいには、この感動を「生」で見せたいものだな…と思ってはいますが。

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この前、「五輪・東北の状況」という記事で、バンクーバー・オリンピックの東北関係の選手の状況をお知らせしました。

せっかく調べたので、データを、もう一度使います。

表はバンクーバー・オリンピックの東北各県の関係者出場状況です。(「私調べ」ですので間違いはお許しを)

一番上の「出身で現所属」は、

   出身地と今の所属の両方がそれぞれの県にある選手の数。つまり「育成環境+活動環境」。

二番目の「出身地のみ」は、

   出身ではあるが、今は他の都道府県に所属している選手の数。つまり「育成環境」。

三番目の「現所属のみ」は、

   他の都道府県出身選手が今所属している。つまり「活動環境」。

四番目の「出身校がある」は、

   他都道府県出身ではあるが県内の学校で活動し、今は他都道府県にいる。

   つまり「通過活動環境」。

大きな数字がそれぞれに当てはまるバンクーバー・オリンピックの人数で、左上の小さな数字は前回のトリノ・オリンピックの人数です。

眺めてみると、

青森はカーリングに限れば「活動環境」を提供していますが、他の競技では「育成環境」のみの提供です。

秋田、山形、福島は「育成環境」の提供にあるようですし、

宮城はボブスレー仙台大学などの「通過活動環境」型ですが、

トリノの金メダリスト荒川静香選手(東北高校出身)、バンクーバーの女子フィギュア・鈴木明子選手(東北福祉大学出身)の有名選手が「通過」しています。

岩手には最近の冬季オリンピックのデータがありませんので、これまでのオリンピック選手をすべて調べてみました。

右の表です。

最近では、

ずっと岩手県の中にいてオリンピックに行った

ホッケーの小沢みさきさんの例がありましたが、

どうやら

「典型的な育成環境」型の傾向があり、

岩手の中でオリンピックを狙える環境は、

すでに解散した「リクルートスキーチーム」しかなかったようです。

どのような形が望ましいのかは、考えていないので延べることができませんが、

現状では、岩手の中には、オリンピックを狙える環境がないのではないか…と感じています。

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◇噴水ってご存知ですか?

◆知っているよ。公園とかにあるやつでしょう、水を噴き上げる。

◇はい。

 じゃあ、スプリンクラーって知ってますか?

◆知っているとも。畑なんかにあるやつでしょう、水を撒く。

◇その違いをあげてみて下さい。

◆うう〜ん。

 噴水は観光や憩いに、スプリンクラーは産業に…でどうでしょう?

◇「循環」と「放水」だと私は思っているんです。

◆循環と放水?

◇噴水は、空高く舞い上げてやった水を、

 もう一度、足元の池に戻して、また高く噴き上げてやることができるんです。

◆ああ、「循環」ね。

◇それに対して、

 スプリンクラーは畑こそ潤すけれども、その水がまた戻ってくることはない…。

◆ほう、「放水」ね。

 それがどうしたの?

◇どちらも存在の意義はあるけれども、私は噴水の方がいいなぁ…水の立場から言えば。

 あ、それだけです。