がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

大雪の大切なこと

今日は「大雪」だそうです。

「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」との説明どおり、昼頃からワサワサと雪が降り始めました。

駄洒落ではないのですが、今日は、たくさんの人と「大切」なお話をしました。

相手の方に座っていただいてお話をした人が、6人だったと思います。

話をするといっても、8割は相手のお話しを聞いていますので、へとへとに疲れます。

当リによる東北本線の一次運休、インフルエンザ罹患者の動向など、パタパタと始まった一日でしたが

それでも、

間に合わないかな…という仕事も全部収まっていますので、まずまずの月曜日でしょう。

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NIKKEI NET の「あらたにす」というコラムに、

スポーツジャーナリストの吉井妙子さんの「雪上のアスリート夫妻が挑む」と題した文がありました

ご想像どおり、内容は、

トリノオリンピックのスキー・スラロームで4位になった皆川賢太郎選手と、スキー・モーグルで5位の上村愛子選手(上村選手は07-08シーズンのワールドカップ女子モーグル総合チャンピオン、09世界選手権2冠)ご夫妻のお話ですが、ほとんどが皆川選手のことについて記載されています。

上村愛子ファンの私としては、

皆川賢太郎に対しては、当然、(スキーが早いからって、この野郎!)なのですが、

記事を読んで、すばらしい人である事を知り、これまでの偏見を恥じました。

どうぞ、皆さんも、ここを読んでみて、彼のすばらしさを知ってください。

さて、皆川さんのすばらしさについてではなく、私が、脂汗が出るほど私が気になったところを、すこし引用します。

<略>

彼は医師に向かって尋ねる。

「僕は右足に自分の人生を賭けている。先生も人生を賭けて僕の足を治してくれるか」

そんなことをいきなり患者にぶつけられれば、医者も戸惑ったに違いない。皆川はそれだけ必死だったという。

「結局、6か所の病院を訪ねたかな。でも、たとえどんな有名な先生でも、パソコンを操作しながら受け答えしたり、僕が真剣に『治りますか』と訪ねたときに、目を見ずに『大丈夫ですよ』と簡単に受け答えする先生は信用できないと思った。僕は日常生活に問題なく過ごせる足ではなく、競技に耐えうる足がほしかったんです。競技の特性を理解してくれる先生でなければ、執刀はお願いできない」

<略>

「僕は栄光より屈辱の方が多かったけど、そのすべてを取りこぼさないで来ました。これまで辛いことや苦しいこと、そのすべてを1%も取りこぼさず、自分で引き受けてきたから今があるんだと思います」

<略>

相談に対して、パソコンを操作しながら受け応えしたり、

真剣に尋ねられたときにも、目を見ずに『大丈夫ですよ』と簡単に受け応えしたりする…私。

さらに、

辛いことや苦しいことを自分では少ししか引き受けずに、大部分を他人に回す…私。

気をつけなければなりません。