がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

北極圏に雨が降る

19日に、悲しい交通事故が起きてしまいました。

故人のご冥福を心からお祈りするとともに、ご家族や担任の先生、友人の皆さんをはじめとする関係者の方々にも心からお悔やみ申し上げます。

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今朝、窓の外を見ると一面の雪景色でした。「いきなり」です。

そこで、

hirafujiが勝手に認定する『岩手スポーツ検定』(1級問題)

【問題】

 「外に出てみたら、季節はずれの雨でした・・・」で始まる、11月21日付のブログをコーチが

  アップしている岩手県の選抜チームがありますが、その種目名と合宿地を答えてください。

【ヒント】

 ▼「外灯のひかりが水溜りに映っています・・・今年は大丈夫と思っていたのに、

  北極圏にも地球温暖化の影響が確実に影をおとしています。」と続きます。

 ▼あらっ!調べたら、去年の11月25日に、答えが同じクイズを出していました。

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雪が積もった盛岡にいながら、雨のフィンランドの写真つきのブログ(注:クイズの答えです!)を見ていましたら、急に思い出しました。

11月2日に私が「黒麺」を食べた時に一緒だったのは、スキー関係者のお二人でした。

たぶん冗談半分だったろうと思いますが、

早く、

スキーのジャンプを「国体の本大会」、つまり、秋に行われる大会に移してほしいというのです。

このまま「冬の大会」に残しておくと、そのうちにできなくなるに決まっていると仰います。

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◇何を言ってるのか、全く分かりません。

 スキーの大会が国内で9月末にできるはずがありません!

◆ほら見てよ、今年のジャンプの「サマー・イベント」を。公認大会だけでこんなにあるんだよ。

◇えっ!? 夏でも雪が降るんですか?

◆違うよ。「サマージャンプ台」だよ。

 助走路が、セラミック製のレールで、着地する斜面にはプラスチックを敷き詰めていて、

 雪がなくてもジャンプ大会ができるジャンプ台があるんだ。

◇あ、なるほど。

 そういうジャンプ台であれば、国体の本大会に移動してもできますね。

◆スキーの関係者の方々は、本心からそう思っているのかもしれないね。

 サマージャンプ台は気候に関係なく作れるので、

 たとえばドーム球場の屋根の上とかが候補地になるよね。

 すると、

 人口の多い都会で競技する人が増えてゆくことが十分考えられ、

 「才能を持っていても冬のジャンプ台に行けない子どもたち」が取り組む可能性があるということだよ。

◇北極圏で雨が降るほどの地球温暖化のこの時代、

 競技の魅力を後世につなげてゆくためには、当然、「雪を離れる」ことも選択肢に入るわけですね。

 hirafujiさんには、この発想はないでしょう?

◆…う、うん。

◇でも、この話、

 hirafujiさんが、この前、どこかで言っていたことと矛盾しているような気がしますが。

 「地域で育てたスポーツもある。

  たとえば、旧安代町のジャンプ、紫波町の自転車、矢巾のカヌー、岩手町のホッケー…

  これが1970年の国体の『レガシー』の一つであった」

◆う、うん。

 本当は分からないのよ。

 才能を持った子どもを求めて人口集積地に練習拠点を移すことと、

 地元選手を地域で育ててオリンピックにまで出してやる環境をつくることの、

 どちらに重きを置けばいいのか、そして、両立させることができないものなのかが…。

◇難しいですね、確かに。

 でも、hirafujiさんたちはこんなときに魔法の呪文を唱えますよね。

 私、知ってます。

◆えっ!? 魔法の呪文?

◇考えることを放棄できる呪文です。

 「競技特性によるので、ケイースバイケース」

◆ぎゃ、ぎゃ、ぎゃふん!