がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

育成と消費

「ラジオ体操第一」をまじめにやりました。

列の一番前にいましたので、まじめにやらざるを得なかったのも、その理由ですが、ちゃんとやると、結構、楽しいのです。

筋が伸びてゆく感覚を快いと感じましたし、リズムにあわせて身体を動かすこともいい気持ちです。

また、

長年、皆さんの前に向かい合って立って体操をしていたことが理由で

何も考えないで体操をすると、それぞれの運動を自分の「右」から始めてしまいますから、

(どっちの足を出してどうするんだっけぇ)

と「考えながら」身体を動かすことも刺激的でした。

『おいしいいものを ちょっとだけ』の一日でした。

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今日届いた文書の中にショッキングなものがありました。

ある地域の「雇用対策協議会」の会長さんと、同じ地区の「公共職業安定所」の所長さんが連名で出されたものです。

地区の「新規高等学校卒業者就職準備講習・就職面談会」を開催して下さるという、ありがたい通知なのですが、本文を読んで気を失いそうになりました。

<略>さて、新規高等学校卒業生に係る求人状況については、急速な景気の後退を要因とした求人の抑制及び高校新卒者の職業人としての未熟さや即戦力志向による事業所の慎重な採用姿勢によりかつてない厳しい状況にあります。

さらに、近年、事業所の高校新卒者への慎重な採用姿勢があり、その背景には即戦力志向、高校新卒者の職業人としての未熟さ及び離職率の高さがあると指摘されているところです。<略>

私の間違いではありません。2回も同じことをかかれています。よっぽど強調したいのでしょう。

なんと、公共職業安定所

高校新卒者が「職業人として未熟」である、また、「即戦力ではない」という、私に言わせれば、当然のことが「求人状況が厳しい理由」と分析しているように読めるのです。

(高校教育に、そこまで求めるのだろうか…)

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◆トレーナビリティってご存知?

◇「教育可能性。訓練によって能力が向上する可能性」

◆高校はトレーナビリティを高めて社会に送り出す、

 そして、

 企業が専門的な知識や技能に関する教育・訓練を行いスペシャライズしてゆくものだ

 という考えではだめなのかなぁ。

◇う、う〜ん。具体的に何を高めて就職させようとしてるんですか?

◆高校生としての「基礎学力」に加え、

 企業が採用にあたって重視しているはずの要素を、身につけさせることを心がけている。

 具体的には、

 「協調性」「コミュニケーション能力」「基本的な生活態度、言葉づかい、マナー」

 さらに、

 「責任感」「職業観・就労意欲」「積極性」です。

 全部確実に身につけさせたとはいえないけれどもね(苦笑)。

◇ははははは(冷笑)。で、その「要素」は根拠があるんですか?

東京経営者協会がこの5月にまとめた

 「平成21年3月新規高校卒業予定者の採用に関するアンケート調査」集計結果 から拾った

 最新のものだよ。

◇おや、珍しい!根拠あり!

◆そこでちょっと考えたんだ。

 人材は、「育成」するべきものなのか、「消費」するものなのか…とね。

◇そうですね。

 ちょっと考えたいですね。

 

◆どうやら、最近、「消費」が常になっているようだよね。

 いろいろなところで、よく耳にするよね。もはや、誰もが知っている言葉になっているよね。

◇えっ!?

◆消費恒例化!

◇…(少子高齢化…のことかな?)