おっつけ大工 ……… 図面や寸法によらず現状に合わせて工事をすること
◇ほめ言葉ですか、それ?
現状を正しく認識して、臨機応変にものごとに対処できる人…という意味でしょうか?
◆残念!けなし言葉です。
たとえば、棚を吊るとする。
普通はつくりたいイメージから寸法を測って、
それにあわせて材料を調達し、計画どおりに鋸をひいて棚板を準備してから
イメージどおりに棚を吊る。
◇それが、普通でしょう。
◆それをしないで、
現場に大きな板を持っていって、吊るスペースに「押し付け」、
鉛筆かなんかで「ちょこっと」切るべき所に印をつけ、
よし!、とノコギリで切りはじめる…
◇ははははは、
押し付けて寸法をとるから「おっつけ」なんですね。
わかりました。
無計画の行為をけなす言葉が「おっつけ大工」なんですね。
◆そう。
そこには、「あるべき姿」や「将来・未来」、「全体像」という考えは一切ないんだ。
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最近の自分を省みると、どうも「おっつけ仕事」が多くなってきているような気がします。
目の前の仕事を捌けばいいや…という態度が見え見えです。
これではいけません。
しっかりしなくちゃ。
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腰弁当 ……… 《江戸時代、勤番の下侍が腰に弁当をさげて出仕したところから》
毎日弁当を持って出勤する人。下級官吏や安月給取りのこと。
鍵っ子 ……… 両親が共働きで留守のため、常に鍵を持たされている子ども。
昔は「けなし」言葉だったはずですが、今は、普通のことになっています。
まず、
家には仕事がありませんから、弁当を持って働きに出ざるをえません。
そして、
みんな働きに出る世の中ですから、家には、当然、留守番がいませんので、子どもは鍵をもって学校に行かざるをえません。
いい世の中になったのか、そうではないのか…よくわかりません。
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◇hirafujiさんと私は、「一つ屋根の下」で「同じ釜の飯を喰った」仲ですよね!
◆そ、そんな、覚えはないよ!
◇隠さなくても、いいですよ!
ほら、
階が違うとはいえ同じマンションに住んでいて、
しかも、同じコンビニでお弁当を買って食べてるじゃないですかぁ!
屋根は同じだし、弁当も同じ工場で作ったものを食べてるでしょう?
◆ち、違うから、意味が。