がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

百分の一秒の経験

7 山崎 美里 東京立正(東京)57秒10

8 住吉 茉莉 成田(千葉)  57秒12

9 及川 里奈 一関一(岩手) 57秒13

今日、大阪で行なわれた「2009近畿まほろば総体」の水泳競技女子100m自由形決勝の結果の一部です。

一関第一高校の及川里奈さんは、

おととしの佐賀インターハイでは100m自由形で7位、

去年の埼玉インターハイでは50m自由形で6位、さらに、100m自由形で7位

今年は3年連続入賞がかかっていました。

インターハイ水泳競技での県勢の成績を調べると、

連続入賞では、

盛岡南高校の藤野哲平選手が、男子200m自由形で、平成14年に3位、平成15年に7位

という2年連続入賞の記録がありますし、

複数種目入賞では、

花巻東高校の玉川太選手が、昭和58年に男子100m平泳ぎで4位、200m平泳ぎで5位

という実績がありました。

つまり、

3年連続で入賞すれば岩手県水泳史上初の快挙となったわけですが、

残念ながら、昨日の50mは10位、今日は100分の1秒差で9位…本当に残念です。

計算好きなので計算してみました。

及川さんは、今日、100mを57.13秒で泳ぎましたので、平均の秒速が175.03938cmです。

入賞8位との差は、100分の1秒でしたから、

8位の選手がゴールしたときには、及川選手はゴールまで1.7503938cmのところにいたことになります。

ためしに、私の指の一番先の関節の長さを測って見ると、どの指も2.5cmを超えています。

ああ、100分の1秒、ああ、1.75センチメートル…

惜しくて、残念で…ですが、9位は9位です。受け入れなくてはなりません。

でも、きっと僅差の9位の経験は、ご本人の人生に何かをもたらすことでしょう。

ちなみに、及川さんは、国民体育大会ではすでに3年連続入賞しています。

    06年:少年女子B100m自由形4位(当時は宮城・金成中学)

    07年:少年女子B100m自由形4位(一関第一高校所属)

    08年:少年女子A50m自由形6位、同100m自由形8位(一関第一高校所属)

今年の新潟国体では4年連続入賞を狙うことでしょう。期待しています。

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◇いろいろなところで、いろいろな経験を積んで大きくなってゆくんですよね。

◆そう。

 「競技スポーツの魅力は『あからさまに負けること』」といった人もいます。同感です。

◇ところで今お読みになっているものは何ですか?

紫波総合高校の「家庭クラブ新聞」です。

◇で、なんでそんなに感心しているんですか?

◆県の家庭クラブ委員会のリーダー研修に参加した生徒の一人が、

 「いわて子どもの森」館長の吉成信夫さんの講演を聞いた時の感想をこう書いているんです。

◇なるほど。

 素敵な生徒が育っていますね。

 これも、

 いろいろな経験がご本人の人生に何かをもたらすことでしょう…ですね。

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今日の心配

インターハイ水泳競技・女子400mメドレーリレーの盛岡南高校が「棄権」していました。

どうしたのだろう。流行り病でなければいいなあ…と、心配です。