今日は、大いに反省しました。
ネット版の河北新報に「ベガルタ効果、年間41億円 民間シンクタンク調査」という記事を発見した私は、
(スポーツは「経済効果」じゃないだろう! まったくぅ!)
と反射で反応しましたが、一応、読んでみることにしました。かいつまむと次のとおりです。
▼J2ベガルタ仙台が地域にもたらす年間の経済効果は41億円に上る
▼仙台の経済効果はJ1のG大阪と並ぶ最高額にランクされた
▼仙台の経済効果が高い理由として次の3点が挙げられている
(2)ホームタウン協議会、市民後援会など多数の支援組織
(3)熱烈なサメ[ターの存在
「むすび」はこうです
調査した小原爽子主任研究員は目からうろこが落ちました。「仙台は総収入における入場料の割合が約4割と、Jリーグの36クラブで最も多い。特定のスャ塔Tーという『点』ではなく、広い『面』で支えられている」と評価の理由を話した。
これまで、
経済波及効果という指標は
「スポーツイベントをすれば、どれだけ『お金』が動くのか」、
つまり「どのぐらいお金が儲かるかどうか」を示すものだと思い込んでいましたが、
考えてみれば
「イベント実施の結果、どれだけの人が『行動』を起こしたのか」をお金の動きであらわすもの、
つまり「人や物や情報などが動いた量をお金に換算した数値」でもあるようです。
たしかに
「する・見る・支える」の人たちの全体の「行動」は、順位や入場者数ではあらわすことが難しいと考えられます。
お金を儲ける視点での「経済効果」ではなく、
人の行動を捉える「経済効果」という数値もあったのです。
【参考】
・2016東京オリンピックの「需要増加額」は1兆2,667億円の予測
・昨年の大分国体・大分大会での「需要発生額」は329億円の推計
・インターハイの「経済波及効果」は07年佐賀が181億円、08年埼玉が147億円の推計
・2009年の東京マラソンの「全国経済波及効果」は220億円の様子
・2009年の岩手県教育委員会の当初予算は1,375億円でした。
単純に言えば、東京マラソンは岩手県全体の教育活動2か月分に匹敵する、
「人・物・情報」の動きがある活動と言えるかもしれません
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【うそまけ話】
今、部屋の片づけを大鰍ゥりにやっています。この前から、本の整理を始めました。
すると、同じ題名の文庫本が3冊も出てきたではありませんか!
しかもどれにも開いた形跡がありません。
あっ! 本は繁殖するのか!
2冊同じ本をそろえると、交尾して子ができる…と、仮説を立てました。
しかし、よく考えると、
繁殖では夫婦・親子が「全く同じものになる」ということはありえません。
仮説は覆されます。
あっ! 本は分裂するのか!
では、分裂して全く同じものがもう一つできる…と考えるのはどうでしょう。
これで、全く同じ本が3冊存在することの説明はつきます。
「本は永年放置すると分裂して数が増える」ということを証明するために、
この3冊は保管しておくことにします。
早ければ今年の冬、遅くても、来年の夏休み前ごろ…つまり「忘れた頃」で「休みの前」に
増殖現象が現われるのではないかと期待しています。
ちなみに、
一つには「丸善」、もう一つには「八重洲ブックセンター」、3冊目には「さわや書店」の包装紙でカバーされています…包装紙が分裂しない理由がわかりません。
もしかすると、本が増える理由は、本にはないのかもしれません。