がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

省みるヒント

ものすごい方が盛岡にいました。

国立スポーツ科学センター長で、ナショナルトレーニングセンターの施設長も兼ねている、笠原一也さんです。

今日、岩手県史上初の「エリート養成プログラム」である「いわてスーパーキッズ発掘・育成事業」の「スペシャルスクール」が、盛岡南高校で行われました。

その中で、スーパーキッズとその保護者に講演をするためにお見えになったのです。

文部省体育局体育官、文部省体育局競技スポーツ課長、日本オリンピック委員会理事兼事務局長などを歴任なされた方で、ひとことで言えば「日本の競技スポーツの参謀」でしょうか…。

いずれにしても、

直接お話をお聞きすることは、たぶん、一生に一度しかないだろう…と思って、出かけました。

出だしは

イギリスのメジャー首相が1995年に公表したスポーツ振興のための政策から引用した

『競技スポーツからは一生涯続く貴重な経験が得られる』

 ≠ヌのスポーツも勝者と敗者の双方を生み出す

 <Xメ[ツ選手はこの両者のいずれかになることを学ばなければならない

 <Xメ[ツは、両者がルールに従ってプレーし、進んで結果を受け入れることにより人間の幅を

  広げ、成長し、他人と一緒に生活し、チームの一員として貢献する方法を学ぶ。

  このことが社会性を高める最高の手段の一つである。

であり、結びは、たぶんご自身のことば

『ずっと、眼を輝かせてスポーツに取り組むことが大切なんだよ』

でした。さすがです。

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実は私は「いわてスーパーキッズ発掘・育成事業」のプロジェクトチームの委員です。

そういう意味で、今日は大きく反省しなければならないことが二つありました。

【成果は出ているか?】

私が聞いた講演は、中学校1年生のスーパーキッズとその保護者向けのものでした。

中学1年生は、昨年からプログラムを受けていますので、コミュニケーションスキルやロジカルシンキングなどの知的能力のトレーニングも受けています。

でも、

今日は全然だめでした。

笠原さんが子どもたちに発した質問に答えないのです。

「はい」や「いいえ」で答える「クローズもの」には答えることができるのですが、答えを自分で見つけて言わなければならない「オープンもの」には全く答えません。

具体的には、

「この中で陸上競技をしている人?」…「はい!」と何人かの手が挙がる

「じゃあ、このナショナルトレーニングセンターのトラックとみんなが使っているものとの違いは?」…沈黙

【提供しているか?】

「タレント発掘・育成プログラムの展開」ということをお話されました。

その中で次のことが示されています。

『各県で開催するタレント発掘事業に参加希望者が殺到』

 @ヌい施設、良い指導者、良いプログラム、良い組織などスポーツ環境が整うと

  子どもたちはやる気を持つ。(保護者も安心)

とありました。

(ああ、施設・指導者・プログラム・組織…環境はどれほど整えることができたのだろうか

 子どもたちのやる気を高め、保護者に安心をどれほどあたえることができたのだろうか…)

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◆やっぱり、人にあってお話を聞くことは大切なことだよね。

 自分を省みる「きっかけ」をもらうことができるよね。

◇一生懸命になればなるほど、自分のことが見えなくなったりすることがあるようですから…

 ところでhiafujiさん、昨夜も今夜も人に会っているようですが、何か成果はありましたか?

 そういえば「過ぎた、過ぎた」ってしきりに自分を省みていましたね。

◆え!?

◇飲み会のことです!

◆ぎゃふん!