昨日の「梅雨入り」は嘘だったかな…と思わせる、今朝の岩手山です。
ご心配なく、夕方、梅雨らしい雨が降りました。
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午後に、同窓会・PTAの役員の方々との会議をしました。
紫波総合高校は来年、創立80周年を迎えます。
これまでの準備組織を解散し、今日、新たな実行組織を発足させるための会議でした。
冒頭のご挨拶で同窓会長が、日曜日に行われた消防演習のお話をなさいました。
▼一般町民として土手の上から観ていた
(そうだろう、そうだろう、会長さんは来賓テントにいなかった)
▼何年、経つだろうか。
紫波総合高校の生徒がボランティアで受付やら接待やらの係員を続けている。
今年は9人の生徒が手伝った
(えっ、私とボランティア担当の職員しか知らない人数をなぜ知っているのだろう?)
▼特にも、今年はラッパ隊の中に吹奏楽部員が4人混じって演奏した。
行動もラッパ隊として規律正しく、周りのお客さんも絶賛していた。自慢の後輩たちである。
(エッヘン!でも「土手の人」が、どうしてうちの生徒だと分かったのだろう)
思い出しました。
会場では、何度も何度も放送してくださったのです。
「紫波総合高校のボランティア係員が9人、また、ラッパ隊にも4人の生徒が参加しています。」
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◇放送があったのなら、わかって当然ですね。
◆そうだろうか?
◇そうでしょう。
◆君が、もし、土手にいたら、「9人に4人」って覚えただろうか?
◇失礼な!
でも、確かに、ボランティア高校生が手伝っているらしい…ぐらいしか覚えていないでしょうね。
◆だろう。
◇なんででしょう?
◆同じ情報でも、受け手の状態でその価値が変わってくるということもあるんじゃないかなぁ…
と思っているんだ。
◇ああ、興味のあることにはピンと来る…ということですね。
母校に関心を持っている同窓会長さんは、
(そうか、後輩は9人と4人も来ているのか)と受け取るのですね。
◆そう。
で、屋台からのソースの匂いに気を取られている君は、(ほう、高校生ね)としか受け取らない。
情報を流すことも大切だけれども、
「ピンと来る人」をたくさん作ることも、さらに、大切なことなんだな…と考えた次第です。
◇確かに、そうですね。
「『パス』は相手が受け取って初めて『パス』になる。
相手が受け取れないボールを投げても、それは単なる『所有権の放棄』にしかならない」
という言葉を、何かの本で誰かが言っていたような気がします。
でも、hirafujiさんは安心です。何を言っても大丈夫!
◆へへへへへ、そんなに褒めるなよ。何も出ないよ。
◇ほらほら、なんでしたっけ、明日、盛岡を通る…あれ、あれ、宮沢賢治も短歌に読んだ
◆「いしょけめに ちゃがちゃがうまこはせてげば 夜明げの為が 泣くだぁぃよな気もす」
…チャグチャグ馬っこ?
◇そうそう、馬、馬。
馬の耳に念仏…だから、何を言っても大丈夫、通じない!
◆ぎゃふん!