暑いなあ…と思ったら「立夏」だそうです。今日は、街はずれの大型店に行きました。
(じゃあ、一時間後に本屋で!)と家族と別れ、
(よし、コーヒーでも飲みながら、読書を…)と思った瞬間、読みかけの本を持ってきていないことに気がつきました。
結局、
「すでに持っている読みかけの本の続きを立ち読みする」という行動を取ってしまいましたが、
(なんか変だなあ…、家で読めるしなあ…、違う本を読んだほうが…)
それでは、と
「別の本を買って、その本を本屋の椅子に座って読む」という、これまたへんてこな行動に走ってしまいました。
(これも、おかしいぞ…、店の中で読むんだったら、買わなくてもよかったし…)
少し恥ずかしくなって、店外のベンチに移動して読書を続けた私でした。
われながら、変な人だなぁ…と、しみじみと感じた「こどもの日」でした。
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河北新報に「河北春秋」というコラムがあります。ネット版で見るのですが、今日のコラムの中に、次の記述がありました。
「本紙くらし面に掲載の『料理のヒント』。
お気づきだろうか、今月から材料表示が4人分から2人分に減った。」
へぇ〜、と思って調べてみると、NHKの「きょうの料理」の材料分量も3月31日から「2人分」に変更されているのだそうです。
変更はなんと、44年ぶりとのことです。
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2005年の世帯人数は「2.55人」にまで下がっているのだそうです。
ちなみに、第25回国民体育大会が岩手で行われた1970年(昭和45年)は「3.41人」。
ついでですので、さらに調べてみると
2004年の出生数は「111万1千人」、1970年の出生数は「193万4千人」。
おおきな変化がありました。
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◇ということは、子どものいない世帯が増えている…ということでしょうか?
◆「2.55」ということは、
乱暴にいえば、「3人の世帯と2人の世帯が半分ずつ」ということでしょうか。
◇子どもがいる世帯が半分しかない…とも考えられますね。
◆そう、そう考えるのが普通だろうね。
◇まったく、状況が変わってしまった…ということですよね、1970年とは。
私、この前、ある会社の社長さんがこう仰っていたという文章を読んで、
なるほどそうだ!と思ったのです。
業績向上のカギは独自商品にあり◆そのとおりだね。<略>
一番悪いのは一生懸命やればうまくいくという考え方。今は悪くとも原点に返って頑張れば必ず立ち直るという精神論ですね。高度成長期の感覚がまだ抜けていない。時代は変わったんです。市場成熟化の元で『原点に返れ』といって同じ分野にとどまっていたら会社はつぶれてしまう。
変わらなければ生き残れない。過去を否定しないかぎり未来はない時代です。そのことが当社の社員も良くわかっていなかった。
<略>(2003年9月 エステー化学社長 鈴木 喬さん)
スポーツの世界も「1970年にうまくやったから、同じように」とか考えていると、大変なことに…。
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【おまけ】
何か新しいことをしたならば、つまり、これまでの世の中に波風をおこしたならば、
そのことを皆さんに知らせることを疎かにしてはいけません。
一生懸命、お知らせしても、「反対80%・無関心10%・賛同8%・協力2%」だと思います。
(一昨年の「いわてスーパーキッズ発掘・育成事業」の開始経験からの「感覚」ですが…)
東京都は、
都立荒川商業高校が、文部科学省のプロジェクト「目指せ スペシャリスト(スーパー専門高校)」に指定されたことを皆さんにお知らせするため、
2006年から都電に『荒商デザインのラッピング電車』を走らせているそうです。
(写真は佐々木英夫さんから、今朝のメールでいただいたものです。)
そういえば、
2016年のオリンピック開催都市を決定するために立候補都市を回っている、IOC評価委員の多くの人たちが、
“TOKYO”の高いプレゼンテーション能力を評価していました。
事業を行うことと、その考え方を知らせることは、事業成功のための両輪だと私は感じています。