がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

りんご箱とみかん箱

午後の岩手山です。久々の「夕顔瀬橋」ヴューです。川岸の桜も満開でした。

午後と夜、ラグビー関係の会議に出ていました。中心話題は「ジュニアの強化」です。

岩手県ラグビーフットボール協会は「平成28年岩手国体に向けた選手強化組織」をつくり、

その中心となる「ヘッドコーチ」に釜石シーウェイブス桜庭吉彦さんに就任していただき、

計画づくりに着手したことは、以前、このブログでお知らせしています。

現在、検討されている「強化計画(案)」の冒頭には、次のとおりの「目標」が掲げられています。

平成28年岩手国体における成果

 ・ラグビーフットボール競技「総合優勝」

 ・国体開催を契機とした継続的強化のしくみ作り

そして、目標を達成するための「成果達成のための課題と特徴」として、現状が分析され、

さらに、21年度の事業が次の3つに大きく分けられて示されています。

 ◎中学校強化のしくみ作り

 ◎底辺の拡大

 ◎多世代連携

午後の会議は「中学生の強化」を中心とした、中学生対象のコーチの会議でしたが、

中学生のラグビー活動は、「中学校の部活動」「ラグビースクール」「中学校の特設(臨時)部活動」という様々な形態でなされており、意識の統一も簡単ではありませんが、がんばって「しくみ」をつくってゆかなければなりません。

夜の会議でも「ジュニアの強化策」という協議題があり、

「いわてスーパーキッズ」を、特定競技への橋渡しをする「パスウェイプログラム」に関連しての「しくみ作り」で意見が交換されました。

この件については、先週、ご紹介した「ボクシング」の例などに比べれば、残念ながら、私たち岩手のラグビー界は遅れています。

こちらも、「しくみ作り」を急がなければなりません。

しかし、よく考えれば、

「2016年の岩手国体」も「いわてスーパーキッズプロジェクト」も「ソフトウエアとしてのスポーツ振興」の再スタートに大きく影響していることは確実です。

本当はそんな事業の有無に関わらず、私たちが気づかなければならなかった事なのですが、

「大プロジェクト」は、「今までのスポーツ界」を、大きく揺さぶっています。

頑張らなければいけませんね。

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 はい、これは、一体、何でしょう?

 もちろん「半田屋」の看板のことではありません。

 看板の下に積んである、

 木製のもののことです。

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◆「みかん箱」いっぱいの金貨と、「りんご箱」いっぱいの金貨、どちらが欲しいですか?

◇へへへ、だまされませんよ。

 みかん箱の大きいものと、りんご箱の小さいもの…ちゃんとサイズを調べないとね!

◆あ、君は、木でできた「みかん箱」や「りんご箱」を知らないの!?

◇何を言ってるんですか?

 どちらもダンボールで、○kg入りとかって何種類かありますよ!

 騙されません!

◆さっきの写真は「りんご箱」だよ…

 私が子どもの頃は、「りんご箱」といえば木でできたあのサイズのものだけ、

 「みかん箱」といえば、やはり木でできていて、もっと小さいサイズのものだけだったんだけど…。

◇はい、はい。

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今日の会議のあいだ、

「中学生」と「中学校」を、みんなが同じように捉えているのだろうか…

「中学生の強化」と「中学校の強化」を、きちんと区分しての議論がなされているのだろうか…

ダンボールのみかん箱と、木製のみかん箱が、ごっちゃになって話が進んでいるんじゃないだろうか…と不安でした。

じっくりと「概念規定」をしなおし、

議論を尽くして「方針決定」が行われなければなりません…でもそんなに余裕はありません。