今日はラグビー協会の会議です。午前は委員会、午後は総会、夕方から懇親会でした。
会議では、2016年の国民体育大会を『通過点』、つまり、『評価地点』とする、強化計画の動きが公となりました。記念すべき日です。
会場は家から300歩ほどの所でしたので、お昼は家に帰ってきて摂りましたが、近くのデパート前が騒がしいのでちょっと偵察に行くと、ビラを配りながら署名を求めています。
近づいてみると…あっ!?
「署名はしないけど、ビラはちょうだいね」とビラを一枚いただいてきました。
ビラの発行者は「国体主会場盛岡誘致推進会」とあり、
次のような主張が書かれています。
私達は主張しますじっくりと読んでいただきたいのですが、私には少し違和感があります。1 岩手国体(平成28年開催)の開閉会式と
陸上競技を県営みたけ運動公園で開催すること
2 そのために
第1種公認陸上競技場として整備すること
書いてあることはわかりますし、盛岡市民としてはやっぱり盛岡開催がいいには決まっています。
さらに、国民体育大会に関する「市民活動」が行われ始めたことは喜ばしいことなのですが、
国体の開閉会式が『通過点』『評価地点』ではない主張のような気がしたのと、
今回の、
県営運動公園陸上競技場の2種格下げ、県営運動公園内の医科学センター(ドームを含む)建設についての背景がわからない内容だったからです。
ここで、あやしい情報提供をいたします。
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昨日、スーパーキッズの会場である人からこう言われました。
「4日の記事、少し違うよ」
聞いたところによれば、こんな経緯があるらしいのです。
例によって、
思い込みと誤解の達人・hirafujiが聞いたことですので、かなり割り引いて読んで欲しいと思います。
▼現在、岩手県のスポーツ施設整備計画は凍結されている。お金が原因である。
▼だから、99年の岩手インターハイのときでも
県営施設を新たに建設せず、市町村が整備する施設への補助金を出して整備を誘導した。
▼今回の岩手県営運動公園陸上競技場の2種公認競技場への格下げの問題も、
お金の問題と国体の陸上競技開催には施設上の問題がない、
つまり、1種公認の陸上競技場が県内に存在しているという現状に立っている。
▽ドームを備えたスポーツ医科学センターは、
岩手県スポーツ界の長年の要望であり、県は、これも何年も予算要求してきたものの、
県営スポーツ施設整備計画凍結の関連で「ゼロ査定」となり前進しない
▽しかし、2016年の国体を「通過点」「評価地点」として競技力向上をしてゆく中では、
どうしても「スポーツ医科学センター」が必要になってくる
▽さらに、スポーツ医科学センターは、
選手対象の事業実施のみではなく、広くスポーツ愛好者を支える事業をする施設になるうえ、
ソフト、ハードともに国体の遺産として、国体後のスポーツ振興に役立つものであろう
▽陸上競技場の1種公認とは同時に行うことはできないが、
必要ではあるが、岩手にはまだ無いスポーツ医科学センターについては、
何とかお金を工面して最優先で取り組んでみろ … との高度な判断があったらしい
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岩手には、既存の施設では国体開催が難しい…と考えられる施設もまだまだあります。
ライフル射撃場、馬術競技場、カヌーのワイルドウオーター・スラロームコース、登山のクライミングボード・ボルダリング場…
いろいろなことを考えて行かなければなりませんね。