がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

チームの風土

今日の岩手山は…かと思いきや、今日は「鞍且R」の写真です。

雫石スキー場から眺めると、岩手山の右側に「付き人」のように位置する鞍且Rが良く見えます。

今日は雫石スキー場に、

「2009全日本ジュニアスキー選手権大会アルペン競技(スーパーG)兼『世界アルペン開催記念』第16回全日本選抜ジュニアスキー選手権大会」、

簡単に言えば、中学生と高校生のスーパージャイアントスラロームの全国大会、のお手伝いに行ってきました。

スーパーGのレースは25日から行われていましたが、今年からは、土日しかお手伝いに行けなくなりました。

スキー場に行くのは、今シーズン3日目…。

「hirafujiさん、本当は色が白かったんですね!」と言われるありさまです。

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行ってみると、いつもより係員をしてくださる方の数が多いような気がしました。

「旗門審判」の予定でしたが、どうやら、人が余りそうな勢いです。

(おっ、じゃあ、帰るかなぁ)と思った瞬間、後ろから突っつかれて、無線機を渡されました。

今日は「イエロー�U」という仕事で一日コースにいました。

「選手のため」に、競技の円滑な運営のお手伝いができたと思っています。

後から聞くと、

今日、係員が多かった理由は、北上市のある工場のスキー部の方々が10名ほどお手伝いに来てくださったからだそうです。

今の景気で、工場が土日に止まっているのだそうです。

嬉しくもあり悲しくもあり…です。

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私がいた「イエロー�U」という場所は、スキーで滑りながらコースを均す「スリップクルー」という係りの人たちが、待機する場所でもあります。

スリップクルーの中に高校3年生の女性が二人いました。

一人は、高校2年までスキーをしていて、インターハイや高校選抜大会に出場したものの、今シーズンは大学受験のためにスキーを休んでいた人。

もう一人は、中学校までスキーをしていて、高校では競技スキーをしていなかった人。

(ああ、二人とも大学が決まったんだな…)とは思いましたが、

なぜ、高校でスキーをしていない子までが手伝いに来ているんだろう…と、考えました。

(あ、二人ともインターアルペンジュニアチーム出身!)

2007年3月15日で記事にこう書いたことを思い出しました

【嬉しいの2】

平:お〜、yuya!合格したか、大学。

優:いいえ、後期の発表待ちです。

平:そうか。受かってればいいなぁ。ところで、顔、白いな、勉強ばっかりしてたな?

優:はい。一昨日、初すべりでした。

平:で、今日は、何? 気分転換?

優:何、言ってるんですか。ぼく、インターアルペンジュニアでやってたじゃないですか。中学まで。

平:で?

優:一昨年、全日本Jr選手権に出させてもらったんですよね。ここのスーパーGで。

  その時、インターアルペンのコーチの皆さんが、一生懸命、手伝っているのを見て、いつかは恩返し…と

  それで、今日はコース係をお手伝いに来ましたぁ!

平:え、えらい!

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yuyaは、実は、高校のときは私のチームの選手でしたから、(へへへ、私の指導の賜物だべぇ!)と少し誇らしげに思っていましたが、

今日の二人の女子高生をみて分かりました。

これが、インターアルペンジュニアチームの「教え」なんだろうな。

これがチームの「風土」、「蔵付酵母」なんだろうな。

スキーのターンがどうのこうのだけではなく、もっと大切なことを教えているチームなんですね。

おそるべし★インターアルペンジュニア!

(注:インターアルペンジュニアチームは、雫石スキー場のジュニアチームです。)