がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

維持する力

私には動かない腕時計が一つあります。

プレゼントしていただいた、外国製の自動巻きで高級品です。

動かない理由は、私がその時計を持つレベルにない…ということにあります。

リュウズ」が抜けてしまうことと、

金属のベルトの「パチン」となる部分が折れてしまったことで、修理をお願いしようと思ったのですが、とんでもない金額がかかるというお話でした。

今、使っている、国産電池式腕時計でも新品を6〜7個買える額です。

聞けば、

「このブランドの時計は、このレベルに無ければならない」という基準があるので、

たとえバンドの交換が目的であろうが、機械部分の「分解聡怐vによるオーバーホールも行なわれるとのことで、

その金額が、私にとっては「とんでもない」額になるのでした。

(ああ、そうか、私はこの時計を維持するレベルに至っていない人間なのか…)

もしも、私が

totoBIGの賞金で、高級外車に乗ったり、ヨットを持ったり、超高級マンションを買ったりしても、

しばらくすると

その機能を十分に生かすメンテナンスができず、手放すのだろうなぁ…と、感じたりしているわけです。

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今朝の岩手日報一面トップ記事は「一種公認整備を見送り 県営運動公園陸上競技場」でした。

内容は次のとおりです。

 ▼1966年にできた岩手県営運動公園陸上競技場は、

 ▼2010年の公認更新時に大規模改修しなければ「第1種公認」が認定されない見込みである。

 ▼岩手県岩手県教育委員会は、最もグレードの高い「第1種」の公認をあきらめ、

        一つ下のグレードである「第2種公認」に向けての整備を行なうことを表明した

 ▼2016年には岩手県で国体が開催される。その陸上競技会場は「第1種」でなければならない

(参考)

 ・今後、岩手県では北上市営の陸上競技場が唯一の「第1種公認」施設となる

 ・県営運動公園内には「ドーム型」の運動施設を整備する

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◇hirafujiさんが舶来時計を維持できないのと同じように、

  1種公認陸上競技場のグレードを維持できない「県」のレベルなんですね。

◆いや、そうとばかりは言えない。

◇おや、珍しく、反論しようとしていますが…じゃあ、聞いてあげましょう。

◆私の場合は「維持する価値は認めるが、お金がない」

  岩手県の場合は

  「お金はあるはずだが、維持する価値を認めない」…ではないのかなぁ、と思うのです。

◇なるほど。

  お金を使いたい人と、お金を持っている人の価値観が一致していない…というあたりですか?

◆その辺でしょう。

◇でも、

  お金をもっている人や、その使い方を決める人が悪いとばかりはいえないような気がしますが…。

◆良い事を言うねぇ〜。

  そのとおりだよ。 伝わってないのよね、考え方が。「第1種」を維持する価値が…。

◇それだけでは、ありませんよね。

 「ソフトのために、ハードがある」あるいは「ソフトウエアの遺産」などという考え方も伝わっていませんね。

◆ああ、こんなとき、彼がいればなぁ…

◇だれですか、その人は?

◆あの、プロレスラー!

◇あっ!? 話が「施設規格」だっただけに…

◆ザ・グレード・サスケ!

◇…あれれ、グレード草津!だろうと思ったのに!

◆…き、君、何歳?

(注:どちらも、グレー「ト」です)