大陸を向く
今日は見事な満月でした。きっと、明日の朝は冷えるでしょう。
午後に散歩にでました。
北上川沿いの遊歩道を「御厩橋」を振り出しに、「不来方橋」「開運橋」「旭橋」と橋の下をくぐって「夕顔瀬橋」で折り返しというコースです。
川の岸辺には、白鳥と鴨が悠々と泳いでいます。
ああ、大陸経験者!と敬意を表しました。
【発信機鴨】
昨日の新聞に、盛岡市の「高松の池」で背中に何かが刺さった「鴨」が発見されたという記事がありました。
少しいやな気持ちになっていましたが、今日の岩手日報には、調査のための発信機をつけた「鴨」であることが判明したと載っていました。
安心して、よく読んでみると、盛岡市の「御所湖」で発信機を取り付けられた鴨が「カムチャツカ半島や極東ロシア」まで行ってから戻ってきたものなのだそうです。
(へぇ〜、鴨も大陸まで飛んでゆくんだ)
と、新聞を読みながらビックリしましたので、
北上川の白鳥と鴨に敬意を表せざるを得なかったわけです。
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昨夜、叙勲された方からお話を伺う機会がありました。
その方は、盛岡→東京→長崎→新潟→盛岡と転居され、その間、二つの大学の学長をなさるなどのご功績をお持ちです。
含蓄に富むお話をたくさん聞かせていただきましたが、その中から一つだけご紹介します。
【大陸を向く】
長崎と新潟で生活したことは、とても良かったとおっしゃっておられました。
日本海側の人々からは、盛岡や東京の人が持っていない『大陸を向いている』生き方や考え方が感じられるのだそうです。
なるほど、
日本の東には、概念としては、はるかかなたにアメリカ合衆国があることになっていますが、具体的には太平洋しかありません。
日本の西には、日本海を渡って行き来できる範囲に「大陸の国々」があります。
やはり、考え方は違ってくるのでしょうね。
そういえば、
「東北ベースボールアカデミーリーグ」はまだ設立されていませんが、
「北信越ベースボール・チャレンジ・リーグ」から、昨年、「ベースボール・チャレンジ・リーグ(BCリーグ)」に名称を変更した、プロ野球の独立リーグも活発に活動していること、
また、Jリーグ、BCリーグアルビレックス、スキーのチームアルビレックスなどを束ねているNSGグループも新潟県だったことを思い出しました。
おそるべし★大陸向き…でしょうか。
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急に思い出しました。
明けましたから、一昨年になるのですが、岩手県体育協会で一緒に仕事をしていた方が、
プロ野球独立リーグの「四国・九州アイランドリーグ」に所属する「福岡レッドワーブラーズ」の設立準備のために、球団職員に転進したことがありました。
その時は、私が「夢のない職場」にしていたのかなぁ…と、凹んでしまった覚えもありますが、
その後、お元気で「夢をかなえるために」がんばっておられる事だと思います。
ご本人も九州出身でした。
やっぱり「大陸向き」のDNAをお持ちの方だったんだろうなぁ…と、今しみじみと思っています。
がんばれ、福岡レッドワーブラーズ!