がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

お手本だらけ2

 気がつけば、今年も終わりに近づいています。

 明治橋のたもとに

  「冬の風物詩」一関‐盛岡間駅伝競走大会の看板が出ていました。

 4号線の道端の「東北高速道情報看板」には

  「松尾から先 すべり止め必要」とありました。

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またやられたなぁ…と思いました。

東北にはサッカーJリーグのチームが二つあります。

どちらも「J2」ですが、山形市モンテディオ山形仙台市ベガルタ仙台の2チームです。

さて、モンテディオ山形のお話です。

モンテディオは、現在J2で、15チーム中、第2位の位置にいます。

J2の1位・2位は無条件でJ1に昇格しますので、

残すところあと3試合のモンテディオは、「J1」への昇格がかなり現実味をおびてきました。

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◇ははぁ、またまた、地域で育てるスポーツクラブ…見習えモンテディオ!とか言うんでしょう。

 耳似た子が出来ます、あ、失礼、耳に胼胝ができます。

◆違うのさ、今日は。

◇えっ!

◆この山形新聞の記事を読んで「またやられたなぁ」と思ったのさ。

◇どれどれ…

 ほう、J1に昇格すると「入会金」やら何やらで「およそ3億円」の経費がかかるんですね…。

 チームではそんなお金がないので、借り入れすることに決めいていたんですね…。

 貸してくれるところがあるでしょうか…心配です。

◆で、こうです。

(…略)同協会(注:モンテディオを運営する「スポーツ振興21世紀協会」)は、昇格時に納入する「J1入会金」(6300万円)を含め、総額3億円の借り入れを先の臨時総会で決めていたが、斎藤知事は会談後の記者会見で「昇格に伴う当面の資金繰りについては、県が責任を持って対応する」と明言。具体的な額については言及を避けたものの、必要に応じて協会側に融資する考えを示した。

 昇格後についても「直接、間接の両面で、県がこれまで以上にしっかりと支援していく」と話し、資金面での支援規模については「詳細を詰めて、新年度の予算編成の中で、議会と相談しながら決めていかなければならない」と述べた。また、企業や県民に支援の輪が拡大するよう、県がリードすることも表明した。 斎藤知事は会談後の記者会見で「昇格に伴う当面の資金繰りについては、県が責任を持って対応する」と明言。具体的な額については言及を避けたものの、必要に応じて協会側に融資する考えを示した。(略…)山形新聞:2008年11月19日

◇見出しも、凄いですよ。「モンテJ1昇格なら県融資 支援拡充、知事が表明」です。

 なるほど、やられましたね。

 山形県の人たちは、

 自分たちの県をホームとするスポーツチームが、日本のトップで戦うことには

 「大きな意義がある」と考えているんですね。

 グルージャ盛岡がJ1になったときに、私たちは、どう考えるのでしょうかね…

◆そのとおり。

 ああ、私たちには、この力が、まだまだ足りないなぁ…

 スポーツを栄えさせることには、地域を栄えさせることには、どんなに大きな意義があるのか…

 ということを伝えることが出来ていないよね。

◇ひるがえって、わが身をみれば…ですねぇ、ふぅ。

◆いや、お弁当だよ、お弁当。

◇へっ!?

◆昼帰って、我が家でお昼じゃないよ。

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注:名誉のために・「平成20年第1回花巻市議会定例会市長演述」から

<…略>

平成20年度の重点施策

以下、これまで申し上げた以外の平成20年度の主要施策について、申し上げます。

<…略…>

(スポーツ振興について)

 スポーツ振興については、田瀬湖が北京オリンピックの日本とギリシャボートチームの合宿地に決定したことから、その対応に万全を期してまいるとともに、ボート競技場「田瀬湖」を全国にアピールしてまいります。また、引き続きフットサルチーム「ステラミーゴいわて花巻」を支援し、身近にハイレベルのスポーツにふれあう機会を提供して、競技スポーツのレベルアップに努めてまいります。

<…略…>