先週の金曜日は「学期納め式」、つまり終業式でした。
同じ日程で、「3階大講義室」では、紫波町の環境課が、およそ170人の参加者を集めて、「レジ袋減らそう!町民の集い」を開催していました。
学校は、会場を貸し、そのかわりとして、20分間の吹奏楽部の演奏時間と、生徒会執行部の生徒が司会進行をする機会をいただきました。
町長さんをはじめとする多くの方々の前で、
日ごろの活動の成果を発表することができました。
ありがたいことです。
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「人が集まるところでは何かを売らなければいけない」というDNAが載せられている私は、
紫波総合高校の定番であった「ぶどうジュース」「いちごジャム」に加えて、今季初出荷の「ブルーベリージャム」を「レジ袋…」の参加者に販売することにしました。
結構な数をお買い上げいただきました。
もちろん、準備していた「レジ袋」は、箱の下に隠しての販売であったことは申すまでもありません。
(でも、「レジ袋はないのか」という、ビックリするようなお客さまも、お二人ほどおられました。
不本意ではありましたが、こちらも商売ですから、レジ袋をさし上げましたが…)
さて、
お年寄りの女性がジャムをお買い上げになりました。
私のほかに、農場の職員が二人販売をしていたのですが、そのうちの一人に、その女性が言いました。
「『ふた』を開けてちょうだい」
私たちには、その意味が全くわからなかったのです。すると、気がついたらしく、続けてこう言いました。
「肩が痛くて、最初にあけることができないのさ。
一度、あけてもらえば、後は簡単なんだけれどもね。」
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日曜日は新体操を見に出かけていました。
始まる前に、携帯電話を見ると、知らない番号から着信がありました。
最近は、何かが起きたかなあ…と心配ですので、かけなおすことにしています。
ある競技団体の事務局の方からでした。
聞いてみれば、次の用件とのことです。
▼今、国体の東北予選が終わったこと。
▼成績を報告しなければいけないんだったなあ…と気がついたこと。
▼去年の資料のとおりに、この番号に電話したこと。
私は、4月に転勤していること。
記録の報告は、例年、月曜日にファックスでかまわないことになっているはずであること。…を伝えて切りました。
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◇だから、だめなんです!
◆なにが?
◇考えが、足りないんです!
◆何に?
◇おばあさんは、何でふたを開けられないのか、何で競技結果を連絡したかったのか…
◆肩が痛くてふたが開けられないし、決まりで報告することになっているから…でしょうが。
◇だから、だめなんです!
◆なにが?
◇考えが、足りないんです!
◆何に?
◇たぶん、おばあさんには、ジャムのふたを開けてくれる「孫」がそばにいないんでしょうね。
でなければ、買ってすぐに開けてくれとは言わない。一人暮らしかも知れませんね…。
「おばあさん、身体に気をつけてね」ぐらい言えないんですか!
◆…なるほど。
◇試合が終わってすぐに電話をしてくる…。きっと、いい成績だったに違いありません。
久しぶりに予選を勝ち抜いて国体の出場権を得たのではないか…とは考えませんでしたか?
「ところで、結果はどうでしたか」と聞いて
「それは、よかったですねぇ」「ああ、ざんねんでした」ぐらい言おう
という気にはならなかったんですか!
◆…なるほど。