最近の岩手日報の記事から二つ
【自転車は楽しい】
紫波町の彦部地区教育振興運動実践協議会が行った「ふれあいサイクリング」に、
小学生は
「上り坂もすごく速くて、高校生はすごい」と言っていいますし
自転車競技部のキャプテンは
「子どもたちが楽しそうに走ってくれた」と言っています。
楽しいイベントだったのでしょう。
今日、彦部地区実践協議会の会長さんがお礼ということでおみえになりました。
いろいろとお話をしているうちに、自転車競技部の監督は、競技人口の減少を憂い、
(このイベントで、自転車をやってみようという子どもが一人でも出てくれば…)
ということで、試合前にもかかわらず選手を連れていったのだそうです。
どのスポーツでもやっていることとは思いますが、
あらためて、「さすがオリンピック選手を出した競技」と感心しました。
【若者が日中の懸け橋】
昨日、紫波総合高校では「二十一世紀東アジア青少年大交流計画に基づく中国の高校生との学校交流」が行われています。
いろいろなことをしましたが、
実は、新聞ではたった一行「訪日団は農場で農業実習も体験した」としか書かれていない、「プランターづくり」が昨日の「目玉プログラム」だったのです。
エコロジー・フード系列の3年次生(普通の学校に例えれば「農業科の3学年の生徒」)が農場に集合し、
代表者が日本語で堂々と手順などを説明し(もちろん、この段階では、通訳が入ります)
他の生徒も、ほぼ、マンツーマンの状態で、中国の生徒のプランターづくりを「身振り手振り」と「怪しい英語」と「素手」で手伝います。
中国の生徒が、誤って、全部ひっくり返してしまったプランターの土を、わが校の女性職員が「素手」ですくって元どおりにしてあげたあたりから、皆の意思が伝わりだしたような気がします。
言葉はあまり重要なことではありませんでした。
みんなで何を目指すのかということがわかれば、みんなが交わることができる。
これが交流なのか…と感じました。
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◇すごく、悔しがっていましたけど?
◆本当に悔しかった…
◇職員用のプランターがなかったから…ですか?
◆ちがうよ。北京オリンピックだよ。
◇えっ!?
◆農場から帰るとき、中国の高校生が「自分が用意してきた」小さなお土産を、うちの生徒にプレゼントしてくれたんだ。
◇へえ〜、農場にいる生徒たちにだけですか。
◆そう。理由はわからないけれどもね。
◇で、オリンピックは?
◆そのプレゼントの中に、「北京オリンピックのピンバッジ」があったのさ。
ピンバッジをもらったうちの生徒に、それを「ちょうだい」ってお願いしたのに、だれもくれなかったの…
◇あ、当たり前です(あきれた…)
でも、なんで、そんなにピンバッジに?
◆徽章だけに希少だから!
◇「ど」おやじギャグ!
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昨夜はスポーツ関係の方々と飲み会をしていましたが…その方々の上着の胸に見慣れないピンバッジが!
新しいバージョンの「TOKYO 2016」のピンバッジでした。
これももらえませんでした。とほほ。