ちびっ子の選手も10人以上もいて、にぎやかです。
競技場には特設の音響装置がおかれ、専属のオペレーターもおられ、「今風」の音楽が流れています。
見た目にも、「ホールド」の色がきれいなうえに、
たくさんの選手が、あちらこちらのコースに取り付き、のぼったり落ちたりして、結構、動きがあり楽しめます。
【県営運動公園のボルダリングルーム。すごい施設でしょう!でも、みんな立ち見です】
でも、何かが足りないような気がしました。
**********
帰ってきてから、クリーニング屋さんに行きました。
春なのでもう着ないスーツを1着、春になるのでこれから着ることになるスーツを1着、
ついでに思い出して礼服を1着。
スーツに比べ、礼服はクリーニング代が高いのは知っていました。
ずうっと不思議に思っていたままでしたが、
今日の値段が合計2,200円にもなりましたので、思わず口から出てしまいました。
「礼服が高いのはなぜでしょうか?
あ、値段がどうのこうの、このお店がどうのこうのという訳ではなく、
素朴に疑問に思ったから聞いてるんですけどね」
価格表を見ながら合計金額をはじき出した店員さんは、
「あ、あのう、仕上がった服を包んでいる素材が違いますが…どうしてでしょうねぇ」
奥から年かさの店員さん(店長さん?)が「何か怪しい客だ」と出てきて、
状況をちょっと誤解して、
「アイロンのかけ方も違うようですよ…でも、良くわかりませんが、決まっている額をいただかないと…」
「あ、さっきも言ったんですが、値段がどうのこうの、このお店がどうのこうのという訳ではなく…」
と言い残して店を出てきました。
**********
◆あ、わかった!
◇あのですね、今、調べるとですね、
礼服は、フルサービスの値段らしいですよ。
たまにしか着ないので保存に適した包装をし、アイロンも長持ちするように手作業で仕上げ、
酒席がつき物ということで軽い撥水加工を施し、軽いシミ抜きもする…
スーツはこれらを全部オプションにして、利用していただきやすい値段にしているんだそうです。
結局、
「いつも行く床屋さん」と「このごろ出てきた早くて安い床屋さん」のちがいでしょうか。
◆じゃなくて、ボルダリング。
◇なんですか、せっかく調べてあげたのに!
で、何が足りないんですか、ボルダリングには!?
◆どれがだれで、だれがどれで、だれがどうで、それがこうだ…という情報がなかったんです。
(写真は、長谷川慎平(盛岡南高校2年)選手=アジアユース選手権ボルダリング競技男子ユースA2位)
◇も、もうすこし簡単にお願いします。
◆お客様に対する、情報の提供です。
◇ああ、それは、ボルダリングに限らず、
ほとんどのスポーツに欠けていることだって仰ってますよね。
どうやら日本には
「スポーツは、人間性を養う、いわば『道』であるから、しなければ意味はない」
という思想が長い間あったようですね。
ですから、「みるスポーツ」は存在しなかった…。
でも、今はそうは行きません。
スポーツは楽しむもの。楽しみ方は「する」「みる」「支える」の関わりによって生まれる…ですよね。
がんばりましょうね!
◆じゃなくて、クリーニング屋さんがお客様にちゃんと説明できなきゃだめでしょう…ということ
◇なんですか、あちらかと思えばこちら、こちらかと思えばあちら。迷走していますね…
◆へへへ、やっぱり、そう見える?
目を閉じて静かに考える…瞑想するhirafuji!
◇また、でた!