がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

出足が鈍い

街中のガソリンスタンドには、お客様が山盛りです。

昨日・今日の盛岡の音は「ダ、ルルルルルル」という、タイヤのネジを回す音です。

街中が、

昨日の雪で大慌てで冬タイヤに交換しているのです。

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岩手の選手やチームは「立ち上がりが遅い」と、よく言われています。

1970年の岩手国体の回顧録にも、当時の盛岡市長工藤巖さんが、県市長会会長として、次のように 書き残して おられます。

『鈍重と呼ばれ、出足が遅いといわれる岩手の人々が、ひとたび力を結集すれば、こんなすばらしいことができるのだ。』

ほぼ40年間、言われ続けている事のようですが、解決されていません。

もしかすると、心の底では「実は岩手人の美徳」として、解決する必要のない事柄だと考えられているのかも知れません。

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「いわてスーパーキッズ発掘・育成事業」も最終選考会を間近に控え、慌ただしい毎日をおくっています。

この事業 は、あえて言わせていただけば、岩手県初の「エリート養成事業」の性格を持つものです。もちろん、子どもたちのスポーツ環境を「ソフト」の面から整えて行こうという側面も併せ持っています。

このような事業ですから、事業開始前には、いろいろな「壁」が予想されました。

既存団体の壁、既存組織の壁、既存システムの壁…

実は、そのような「壁」とぶつかりながら、新たな環境を作ってゆくことも労力を必要とするが、大切なことだと私たちは認識していました。

しかし、

ここまで、壁らしい壁にもぶつからず、なんとなく進んできたことは事実です。

が、ここまで来てから、いろいろなご意見を、いろいろなお立場の方々からいただいています。

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◇あら、hirafujiさんもそうでしょう。

 しばらく、ぼぉ〜っと眺めていて、いよいよ尻に火がつきそうになってから動き出す…。

岩手県人らしい、落ち着いている…ということでしょうか。

◇アンティシペイション…でしょうか。

◆知ってる、知ってる。食前酒!

◇…。それはアペタイザー!

 予想、予期、将来を見越すこと…という意味です。

◆!?

◇出足が遅いのではなく、予期した行動ができないのが本当のところではないでしょうか?

  相手は、「こうやって、こうやって、こうやって勝つために、ここでは全力で先取点」とか

   「将来を見越した」行動をとっているだろうから、出足が早い…とか、見えちゃうんでしょうね。

◆そうか、長い見通しがないと、どの時点でどう頑張ればいいかが分からないんだね。

 点を取られてから、(ありゃりゃりゃりゃ、時間もないし、これじゃあ負ける!)と頑張らざるを得ないから、

 「出足が鈍い」と見えるんだね。

◇そのとおり…だと思います。

◆昨日、今日、ガソリンスタンドにタイヤ交換で駆け込んだ人は、やっぱり、「出足の鈍い人」なんだろうね!

◇…。

◆おや、君も駆け込み組み?アンティシペイション…とか言ってたのに?(にやり)

◇冬タイヤを、まだ、買ってもいない人には言われたくありません!

◆ギャフン!