がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

冬のキウイ

また、西和賀町観光協会のブログ 「あったか日記」 を管理されている方から、

絵手紙(が、正しい呼び方かどうか不安ですが…)をいただきました。

キウイです。

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昭和61年の第41回国民体育大会山梨県で開催されました。

少年ラグビーの宿泊地は八田村だったと覚えています。

調べてみると八田村はもう無くなっていて、2003年に周辺6町村が合併し、南アルプス市になっていました。

私はコーチで参加しており、

一回戦で神奈川に負け、順位戦で埼玉に負けたような、不確かな記憶があります。

その時は、岩手チームは「公民館」に泊めていただきました。小さな地区公民館です。

選手は全員がホールに布団を敷いて、スタッフは、たぶん、6畳間の管理室に3人だったと思います。

食事は、地域の人たちが割烹着を着て、外に仮設した「厨房」で作ってくださったような、これも、不確かな記憶があります。

公民館にはお風呂がありませんので、2〜3人ずつに分かれて、近くのお宅でお風呂に入れていただきます。もらい湯です。

選手たちは、練習が終わっても、夕食後までお風呂には入れませんでしたので、少し、つらかったでしょう。

さて、

スタッフ3人は、「8区」の「区長」さんのお宅にお風呂をもらいに毎晩行きました。

区長さんが作っているキウイ畑の中を、歩いていったはずです。

お風呂からあがると、別室にビールやらご馳走やらが、毎晩、準備されていました。

選手から聞けば、あちらこちらのお宅でも、お風呂あがりに、アイスクリームやら果物やらをご馳走になったとのことです。

本当に申し訳なく思いながらも、毎晩、ご馳走になった覚えがあります。

結局、私たちは「地区公民館」に泊めていただいたのではなく、「八田村徳永8区」に泊めていただいていたんだなぁ…と、今になって分かりました。

それはさておき、

当時、私は、釜石で勤めていましたので、帰ってきてから、お礼にと秋刀魚を送りました。

すると、区長さんが作った「キウイ」が送られてきました。

これが、毎年の恒例になりました。年賀状も何年も交換しました。

お礼のお電話をすると、

「まだ固いよ。クリスマスごろに食べごろになるよ」といつも言われた記憶があります。

何年続いたでしょうか。

そのうちに、キウイが来なくなりました。年賀状も来なくなりました。

これも「国民体育大会」です。