昨日のお話しです。
IBC岩手放送に向かうため、午後四時半ごろ、夕顔瀬・片原付近を自転車で走っていました。
いつも私は、いろいろな事情から、車道の隅っこを走ります。
普段は、ほとんど歩行者が通らない歩道ですが、その時は、大学生風の男性が歩道を私と同じ方向に歩いていました。
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なにやら、鳥の声が騒々しい。
道端の電線を見上げると、おびただしい数の「小鳥」たちが、びっしりと電線にとまっている。
(うひゃ、うるさいし、気持ち悪いほどいるなぁ…)
と思った瞬間
歩道を歩いていた男性が、突然、指を口に入れ
(ひょひょう!)
と指笛を鳴らしました。
小鳥たちは一斉に飛び立ち、群れをなして旋回しています。
(いま、指笛を鳴らすことのできる若者がいるのだろうか?
ましてや、指笛で鳥を飛びたたせることができると知っている若者がいるのだろうか…)
と、不思議に思いながら、その男の人を追い越しました。
しばらく走ってから、正体に気がつきました。
(風の又三郎だ!)
振り返ろうかと何度も思いましたが…
風の又三郎だとしたならば、きっと、もう姿はないに決まっているので、振り返るのは止めました。
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昨日は飲み会でした。
今日は「いわてスーパーキッズ発掘」の2次選考「チャレンジ2」がある予定でしたが、出発時間が遅いので、ついつい…
今日、チャレンジ2の会場に向けて出発した直後に、私の携帯電話が鳴りました。
白:おう、昨日はどうも。
平:ああ、すみませんでした、一人残して先に帰ったりして…
白:あのさぁ、車が家にないのさぁ、昨日、どうしたっけ…
平:えっ!?
あの後、あの店行って、私だけ先に帰って…
白:じゃあ、いつも運転代行を呼ぶあの店に行ったかどうかは分からないんだね?
平:あ、はい。
でも、あれじゃないですか、
風の又三郎が家まで吹っ飛ばしてくれたんじゃないんですか?
白:か、風の又三郎!?
なんだぁ、お前、まだ酔っ払っているのかぁ!?
だいたいなぁ、先輩を運転代行の車に乗せるまでが、お前の任務だろうがぁ!