がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

岩手高校山岳部

岩手県盛岡市にある私立岩手高等学校の山岳部は、

インターハイ登山競技で、

昨年は「団体」で5位、一昨年は「縦走」で5位という高い実績を持っているチームです。

今年の佐賀インターハイも、今日が最終日。

レスリングの2位が、これまでの岩手県勢の最高順位でした。

最終日は

宮古高校、宮古商業高校が出場している、ヨット競技と、

男子団体に岩手高校、男子縦走と女子団体に盛岡南高校が、出場している、登山競技に、大きな期待がかかります。

しかし、

6レースを終了し、あと1レースの残すのみのヨットは、とんでもないことがおきない限り、優勝は難しい。

一方、

途中の経過が一切明かされず、閉会式の成績発表で初めて順位がわかるのが、インターハイの登山競技の特徴ですので、

大きく期待をして、「公式サイト」の登山の成績をリロード、リロード…。

もうすぐ昼にもなろうという時間なのに、公式サイトには結果が載らない。

(おかしいなぁ…。あっ、そうだ、岩手高校のブログだ!)と「岩手高校」のサイトに行ってみると、

トップページに、「インターハイで優勝した」獅フ記載がある!やったぁ!

リンクされている山岳部のブログには、壇上で賞状をもらう選手たちの写真が!たまらず、監督の先生に電話です。

 平:おめでとうございます。とうとうやりましたね。

 監:…表彰はされたんだけど、なんか、運営側にミスがあったらしく、計算しなおしらしい。

   ひっくり返されるかも知れない…。

 平:えっ!?

 監:このまま、逃げるわけにも行かないし…。

しばらくすると、岩手高校のトップページが「2位」に変わっている。

ああ…。

岩手高校 山岳部のブログ にも新しい記事が加わった。

<ここから引用>

  非常に残念、ぬかよろこび。

   大変申し訳ありませんが、審査ミスで順位がひっくり返ってしまいました。

    大変申し訳ありません。

     選手には辛い気持ちをさせてしまいました。

      私も泣きたいです。

<引用終わり>

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調べると

 1位 長崎北陽台(長崎) 90.9点

 2位 岩手(岩手)    90.8点

 3位 鳥栖工業(佐賀)  90.2点 

テント3泊、4日間の山中行動のなかで

行動(体力・歩行)、生活(装備・設営撤収・炊事)、知識(気象・行動記録)、態度(パーティーシップ・モラル)などを、

100点満点で採点された結果が、0.1点の差!

しかも

一度は優勝といわれ…本当に残念ですが、規則です。従わなくてはなりません。

このような経験をしたことがない私には、「泣きたい気持ち」が、本当はどのようなものか、想像もつきません。

たぶん

単純な「悲しさ」や「残念」とかいうものを、はるかに超えた感情でしょう。

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付け加えます。

インターハイの登山競技は、現地に入っていた時間が得点に大きく関係するそうです。

 前に、聞いたことがあります。『何回も何回も、舐めるように山を歩いたチームが勝つんだよ』

  その意味で、�@長崎、�A岩手、�B佐賀はすごい努力の結果だと思います。

   ちなみに、男子縦走の盛岡南高校も3位でした。�@広島、�A長崎、�B岩手です。

    これもすごい。

 

がんばれ、岩手県の高校生。

みんなで、応援しなくちゃ。