がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

目でほめる

久しぶりに月を観ました。

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今日も、一日、菜園えびす神社祭りのお手伝いです。

予想どおり、お客さんが最も集まった出し物は、「太田ふじみ幼稚園」の「子どもさんさ」・「よさこいソーラン」でした。

 幼稚園児は一人で、大人6人を集める力があります。

 (父・母、父方の祖父・祖母、母方の祖父・祖母です)

 おそるべし!

【うまく出来たね】

「子どもさんさ」は、盛岡では知らない人がいない(踊れない人はたくさんいるけれど)ほど有名な、太鼓をたたきながらの踊り「さんさ踊り」の子ども版です。

子どもが40人ほど、隣の建物から、太鼓をたたきながら一列に並んで入場です。

そのまま輪になって、踊り開始。お客さんは、みんな撮影に、拍手に夢中です。

踊っていると、どうしても、子どもどうしの間隔が狭くなり、踊りの輪が小さくなります。

輪の大きさを修正したくなった先頭の先生は、

踊りながら、後ろを踊っている子どもに、太鼓の「ばち」で

(ぐるぅっと、大きく回って。このコース、このコースだよ。)

と、合図しました。

どうやら、子どもはコースを変えて、うまく修正できたようです。

先生の顔しか見えませんでしたが、先生は、子どもに向かって

(そう、うまく出来たねぇ!)

と、うなずきながら、目でほめていました。

たぶん、子どもは、その前に

(先生、これでいい?)

と、目で確認していたに、違いありません。

【よし、いいぞ!】

すぐそばの岩手女子高校の音楽部・吹奏楽部も来てくれました。

ステージが狭いので、吹奏楽バンドは、メンバーの6割がステージ下の歩道での演奏です。

私は、ステージのすぐ脇に立っていたので、指揮者の先生のお顔が丸見えです。

初めて見たのですが、指揮者の表情は、新体操団体の監督さんの表情によく似ています。

(押し寄せてこい、押し寄せてこい!)

(抑えて、抑えて、ためて、ためて、はい、ここで爆発!)

とかいうニュアンスの表情をしているのだろうと、勝手に思い込みながら見ていました。

そして、要求どおりの演奏が出来ると

(よし、いいぞ!うまくいったぞ。さあ、次だ!)

と、顔でみんなに伝えます。

指揮者のこの表情で、奏者も、安心・満足して演奏している様子でした。

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すばらしいコミュニケーションスキルを見せていただきました。

今日もいい一日でした。