このうち県有馬は何頭ですか?
という電話があった。
(県有馬=けんゆうば、県が所有している馬。県にいる有馬サンではありまさん。)
国民体育大会の東北ブロック予選を開催する福島県の体育協会から「参加馬一覧」を見ながらの照会でした。
平:何にお使いですか?
福:今日の新聞に、
県の馬が高齢になってきたので、
新しい元気な馬を用意しないといけないだろう…という記事が。
平:ああ、それで調べているんですか。
県有馬はいないはずですが、確認しますから少し時間をください。
馬術連盟の方に連絡して調べていただいたが、やっぱり県が買った競技馬はいないらしい。
3時ごろ、福島から電話があった。
平:カクカクシカジカ…
福:そうですかあ〜。こちらも、お金がないということで、なかなか難しそうなんですよ…。
平:意外です。福島は南相馬市に国体レベルの競技ができる
常設の競技場の 馬事公苑 をお持ちなのに…。
中央競馬の競馬場があって、
「相馬野馬追(そうまのまおい)」とか馬事文化の盛んな福島で、
馬の更新ができないはずがないでしょう。
福:それがそうなんですよ…。
馬のことばかりじゃなくて、馬事公苑そのものも、今後どうなるか…。
平:えっ!
じゃあ、ここ数年の間に、
東北には国体レベルの競技ができる馬場が一つもなくなる可能性が…
福:あれっ!岩手にはないんですか、野外騎乗のできる馬術競技場。
地方競馬の競馬場が二つもあって、
「チャグチャグ馬っこ」とか馬事文化の盛んな岩手に、
ないはずがないでしょう。
でも、あれですよね、9年後に国体をするから整備するんですよね!
平:…。
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◆人のフンドシで相撲をとろうと思っていたら、
そのフンドシがなくなりそうになっていることに気が付いた…
◇今の世の中、9年後とかって想像できませんよね。
しかも、このご時勢…お金のかかることは、簡単に、「悪」といわれる…
競技人口の少ないものは「文化財」として保護されるしか生き残れないかもしれませんね。
◆ちょっと待って、「さんさ踊り」はどうなんだろう。
30年前にパレードを始めていなければ、
今ではさっぱり見ることのなくなった盆踊りとともに、忘れ去られたかもしれません。
でも、今は、何万人も人を集める力をつけましたよね。
関連イベントで ギネスブックに載る ほどです。
◇着眼点…ですかねぇ。
◆先見の明…かもしれないね。
◇ああ、やっぱり、地域の力ですか…町内会とか隣近所が大切なんですね?
◆えっ!?
◇「世間の目」って
◆じゃなくて「せんけんのめい」!