岩手日報朝刊の『幸呼ぶ大群舞〜盛岡さんさ30周年〜』という連載ものが、今日の第5回で終了しました。
開運橋のライトアップも始まったそうですし、いよいよ、明日から、盛岡さんさ踊りです。
その連載記事を読んで驚いたことが一つありました。
何回もコメントをお話ししている方が、
盛岡商工会議所地域活性化支援グループのグループリーダー佐藤さんという方ということに気がついたのです。
別に、佐藤さんが友達だとか、知り合いだとかということで驚いたわけではありません。
盛岡商工会議所に「地域活性化支援グループ」という部署があるとこに驚いたのです。
「盛岡さんさ踊り実行委員会」は盛岡商工会議所、盛岡市役所、盛岡観光コンベンション協会が構成団体で、事務局が盛岡商工会議所の中にあるということは、なんとなく知っていましたが、
(どうせ、観光客をたくさん呼んで、お金を落とさせようって魂胆なんだろうなぁ)
と想像していました。
これを機会に…と、盛岡商工会議所の事務局組織を調べると、
産業振興・経営支援など想像どおりのグループに加え、地域活性化支援グループがある。
(あれ、どうやら、商業・工業が栄えればいい…という組織では無いのだな。
街と、街の人たちと、一緒に栄えてゆこうという考えなんだなぁ)
と気が付いた次第です。
これまで、大変、失礼しておりました。自分のレベルで物事を考えておりました…と反省です。
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◇あのですね、
いつも「スポーツイベントは『地域づくり』の触媒だぁ!」って仰っている方の考え方とは思えませんが…。
◆…。
◇平藤さんが、「地域」をとおして商工会議所のお世話になっていることに気が付かなかったように、
多くの人たちは、自分たちはスポーツイベントの影響を受けるはずなど無い…と思っていますよね。
◆た、確かに。
◇多くの方々の、視点を変えてあげないと、
スポーツに関わるなどという考え方は出てきませんよね、きっと。
◆そのとおりだと思います。
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昨日の続き(早池峰山頂から小田越に下っている途中に出会った人と交わした会話)
男:本当はね、今日は薬師岳に登ろうかな…とも考えたんだ。
でも、ガスが晴れないから、登ってもだめだったな、きっと。
平:はあ。向いの山ですね。
男:山の写真が趣味なのさ。(と、自慢のカメラをウエストバッグから取り出す)
平:でも、薬師岳は早池峰と違って、あまりいい写真が撮れなそうですけど…。
男:あのね、全然分かっちゃいないね。
平:はぁ?
男:ある山を写真に撮りたいと思ったら、向かいの山に登らなくちゃだめでしょう!
平:あ、なるほど。
自分のいるところから思い切って離れないと、自分のいるところの全体を見ることはできませんね!
男:そう、山は向いの山から見るべし、海岸は沖から見るべし。
平:いや、心にしみいることを仰います。
でも、「馬」と「人」だけはそばに寄ったほうがいいんですよね?
男:!?
平:「馬には乗ってみろ、人には添うてみろ」
男:い、意味が違うから!